CV:古川登志夫(OVA版)/山口勝平(ドラマCD・PS2・カセットブック版)
概要
同シリーズのレギュラーキャラクターのひとり。
主人公のパステル・G・キングらの冒険者パーティの一員で、メンバーのクレイ・シーモア・アンダーソンの幼馴染み。一行中唯一の現実主義者(の割には当人も結構情にほだされやすい)
実家は少なくとも祖父の代からの盗賊団で自身の職業も「盗賊」。ただし、主な稼業は遺跡発掘やお宝探し。ただ、一般人には「犯罪者としての泥棒」と「冒険者としての盗賊」の区別がついていない人間もいて、作中で彼や盗賊団の一員として育ったマリーナはジンジャー(クレイの婚約者の妹)から「この家は本来、盗賊ごときが入れる場所ではない。分かったらさっさと出ていけ」(要約)と面と向かって言われたことがある。
本名は大盗賊であった祖父の名前を貰って付けられた名前である。その祖父は存命なため周りの人間が「ステア」とは呼びづらかったためトラップというあだ名がつけられた。非常に口が悪く、相手の感情を忖度せずにズケズケと物を言うので、厄介ごとに巻き込まれやすいパーティきってのトラブルメーカー。
作中ではパステルに仲間意識以上の好意を抱いているような描写が初期の頃から散見されたが、本人が素直になれないのと、パステルの方も色恋沙汰を苦手としていて、しかもトラップの普段の言動から「パーティのメンバーとしての感情はともかく、異性として自分はトラップのタイプではないだろうし、自分もトラップを異性としては見ていない(=家族みたいなもの)」と考えていた上に、ギア・リンゼイからプロポーズされたりと色恋についてはパステル本人が自分の気持ちの整理をするだけでいっぱいいっぱいであり、トラップの気持ちに気づく余裕などまるで無かった為、本編完結まで「仲間」以上の進展は見られなかった。