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概要編集

インドネシアスラウェシ島の海(インド洋東端)に生息するシーラカンスの仲間。「インドネシアシーラカンス」「ラティメリア・メナドエンシス」とも。


1997年9月18日アメリカの魚類学者であるマーク・エドマンが新婚旅行中にマナド・トゥアの市場でシーラカンスに似た魚を見つけるも直後に売れてしまったらしく、消えてしまった。


マークは、地元の漁師から情報を集め、翌年'98年7月30日に標本を入手出来、9月のネイチャー誌でこの事が発表された。この標本を調べていくと、コモロ産のシーラカンスとは、別種に相当するほど遺伝子的に離れていることが分かり、'99年に「Latimeria menadoensis」という学名で新種記載された。


未だ、ほとんど調査がされておらず、インド洋西端のコモロ諸島付近に生息する代表的なシーラカンス(コモロシーラカンス)以上に謎が多い。


鱗の色が茶褐色という目立つ特徴がある。ちなみにコモロシーラカンスは濃紺色である。


現地の漁師の間では「ラジャラウト=魚の王様」と呼ばれ、ごく稀に獲れる珍しく特徴的な目立つ魚として昔から知られた存在だったらしい。


150m以下の海に分布し、スラウェシ島北部のマナド・トゥアとタリセ諸島、パプアのビアク島付近で確認されている。

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