ソラヒメ(ソラヒメ 銀翼の戦闘姫)とは、日本国内では6Wavesが配信していたスマートフォンゲームである。対応プラットフォームはiOSとAndroidで、2016年12月22日に国内配信開始。
後述の通り、現在は運営元がシドニアに代わり「エースヴァージン:再出撃」への改題を経て再開している。英題は日本でのタイトル変更前から"Ace Virgin"だった。
ゲーム概要
中国では、「皇牌机娘」「苍穹战线」「戦舞機娘」などと称されている。中国で多数リリースされている、いわゆる「艦これ」フォロワーのゲームの一つである。
キャラクターは艦船ではなく、全て戦闘機の擬人化。システム的には「艦これ」そのものというより、フォロワーゲームの代表格である「戦艦少女」の影響が色濃い。
日本版は2018年12月に「サービス休止」となった。その1年後の2019年12月、株式会社シドニアが新たな運営元となり「エースヴァージン:再出撃」への改題が発表され、2020年3月16日に再スタートした。この際、従来のアプリ版は配信されずDMMGAMES版のみの提供になっていた。
…が、同年12月22日にサービス終了してしまった。
中国版の乱立
網易版
日本版配信開始前は、NetEase(網易)をメインプラットフォームとした「苍穹战线」として配信。
公式HPもNetEaseドメインでありフォーラムも設置されている。
運営主体は不明。
6Waves版
だが、日本版配信後に日本運営である6Wavesによる「戦舞機娘」が配信。
こちらはプラットフォームとしては各スマートフォン向けアプリストア(Google,Apple)とし
公式情報発信は主にFacebookを利用。
運営主体は6Wavesだと思われる。
TapTap版
さらにもうひとつの中国版としてプロジェクト名である「皇牌机娘」として
TapTapプラットフォーム上に出現。
こちらの配信元は上海幻天信息科技有限公司。
ソラヒメの開発製作元である「幻天游戏」である。
以上のように日本を除くと現在3つのソラヒメが配信されているという中国事情となっている。
また、ソラヒメ制作チームの微博(Weibo)では、宇宙時代を思わせるアートが発表。
直後からの主だった動きはなく現在に至る。
2017年10月現在
網易版と6Waves中国版に至っては、サービス終了。
TapTap版においてはアプリDLはできるが、日本からのアクセス不可のため
サービス継続してるかどうかの実態は不明。
ゲームシステム
加速
戦闘時の演出を加速し時短することが可能。
ただし戦闘時ボイスは再生されなくなるので注意。
マップ分岐条件
イベントなどの一部の特別マップを除いて、ほぼ全てのマップにおいて
分岐条件を事前に確認することが可能。
攻撃フェーズ
大きく分けて視程外、格闘、追撃の3フェーズあり、ソラヒメの種別やスキルによって
攻撃順が異なる戦闘システムになっている。
敵の編成や自分の練度によって先手必勝とするかなどの一定の戦略性を持たせている。
シールド
キャラクターの耐久力というパラメータの他に「シールド」値が設定されている。
この数値がゼロになることがなければ修理費用は発生しない仕様となっている。
もちろん敵にもこの数値が存在するためシールドを突破しなければ撃破することはできない。
スキルや装備よってはシールド特攻型なども存在する。
また、このシールド値は1マス進むごとにやや回復する仕様なので
高難度マップ攻略などでこのシステムを前提とした攻略も可能。
キャラロストと攻略
一切ない。
編成における1番目に設定したリーダーを除いて耐久力ゼロとなっても
マップ進行が可能な点も特筆すべき点である。
好感度と誓約
戦役(マップ)にて戦闘をこなすことにより、キャラクターごとの好感度が上昇。
この好感度を100まで積み上げることによりキャラ個別の誓約任務が発生する。
残念ながら一部のキャラクターには未実装で、運営からは順次追加していくと公言。
直後に一部追加はしたものの沈黙状態が続いている。
誓約任務
全4段階あり徐々にプレイヤーである司令官と仲を深めていくという流れが基本となる。
各誓約には対応したレベルと秘書ソラヒメ設定が必要。
また誓約任務として各誓約ストーリーに対応、もしくはキャラクター設定などにちなんだ任務が発生する。
(例:遠征を◯回、ドロップアイテム集めなど)
最後の誓約
3つの誓約任務を達成することにより解放。
誓約ネックレスを消費することにより戦闘にて耐久力が尽きても一度だけ
HP1の状態で持ちこたえることが出来るようになる。
誓約ネックレス
課金アイテムだが、一部のイベントなどで入手することも可能。
ボイス
ボイス収録数は豊富で、キャラクタータップや季節限定ボイスも実装済。
ただし誓約任務ではしゃべらない。
戦闘時加速でもしゃべらないので注意。
装備
各装備は実在装備を元となっているが、外観は装備種別アイコンのみとなる。
レアリティとステータスなどのバフスロットがある。
白、緑、青、紫の順にレアリティが設定されており、
それぞれに☆が最大2つまで存在する。
装備の改修
青装備を改修用の消費アイテムを用いて最高レア装備と変換できる。
また、バフオプションをランダムではあるが変更することも可能。
改造
一部のソラヒメには2段階の改造が実装されており、レベルと改造用消費アイテムの条件を満たせば
2段階目の改造が可能。
消費資源変化、ステータス強化、装備スロット追加、スキル強化などが施され
キャラクタービジュアルと戦闘時のミニキャラも変化する。
曜日、デイリー特別マップ
経験値、強化アイテム、装備は曜日限定。
改造用アイテム、改修用アイテムをデイリーで各マップの上限回数まで出撃することが可能。
アバター
イベントや遠征や課金で手に入るアイテム、一定条件でアイテムが入手できる変換センター
などで一部のキャラクターのビジュアルを変更できるアバターを入手できる。
当初は戦闘時ミニキャラには反映されていなかったが、新規実装アバターなどは反映されることとなった。
それ以前のアバターについても順次反映予定とのこと。
ストーリー
大枠となるストーリーや世界設定が存在し、キャラクターやそれらを取り巻く情勢などを
ユーザーコミュニティなどに委ねる類の作品とは少し事情が異なる。
ストーリー概要
1908年シベリアに宇宙からの飛来物により、人類の前に現れたケイ素生物である
原罪と呼ばれる宇宙生命体の侵略から地球を守るというのがベースストーリーである。
ゲーム内ストーリーとしては、2015年にイギリス・ロンドンに原罪「傲慢」が
大気圏を突破し侵攻してくるところから始まる。
用語・世界観
中国公式世界観FAQ※中国本国のWebリンク注意。
年表
固有名詞
※上記動画はユーザーによる機械翻訳情報をまとめた動画で、公式解説ではありません。
おま国問題
2017年12月から配信された日本版では網易版などとは
資源の入手量、任務報酬、キャラクター強化など
一部はバランス調整ともとれるが、実質の制限が施された状態で配信された。
だが比較対象となった網易版は、日本版配信以降新規追加やイベント実施などにおいて
放置とも言える状態となっており、網易版ユーザーから見れば
どちらがおま国かわからないという中国版乱立と相まってカオスな状況を呈している。
例:日本版のみ九九式艦爆やE-767(※NPC)と言った日本機や空自機が追加されている。
関連イラスト
関連タグ
外部リンク
網易版HP※404
TapTap版※404
サ終以降は(多少は抜けはあるが)唯一セリフと立ち絵が閲覧できる貴重な資料サイトと化している。