概要
クライン・サンドマンが開発した人型機動兵器。合体した状態で月基地に保管されていた。
エィナツヴァイが起動させ、以前グランカイザーを操縦した経験のある紅エイジをパイロットとして迎えさせ操縦している。
グランカイザーの原型であるグランΣをコアユニットとし、4機のソルグランディーヴァ(Geoミラージュ、Geoジャベリン、Geoスティンガー、Geoキャリバー)と合体しているため、性能はゴッドグラヴィオンやソルグラヴィオンを上回っている。しかしこの組み合わせは非常に相性が良すぎるため、初登場以降は合体する機会は訪れなかった。
出番は1話のみと非常に少ないが、ゴッドグラヴィオンとの合体攻撃「真・超重斬」を披露している。
今までゴッドグラヴィオンが使用していた超重剣は本来この機体の武器である。
武装は基本的にソルグラヴィオンと同じだが、使用された武装はソルグラヴィトンアークと超重剣の2つのみ。ソルグラヴィトンアークのみでゼラバイアのメカ軍団を一掃するレベルの強さを持っている。また、この機体にも創星機の能力である「エルゴフォーム」を備えており、それを使用してゴッドグラヴィオンの修復を行っている。
グランΣ
グランカイザーのプロトタイプといえる機体だが、惑星の環境を改善できる能力を持つことが大きな相違点である（恐らく物質変換システムを備えていると考えられる）。しかしある事件により本機は暴走、惑星環境を改善するどころか破壊しつくしてしまうという悲劇を起こしてしまう(この時の後遺症なのか、左目周りが破損している)。この能力を凶（わざわ）いの力と感じたサンドマンは後続機であるグランカイザーを開発した後、本機をソルグランディーヴァと共に封印する形で月基地に保管していた。
元々戦闘用ではない機体なのにもかかわらず総合的な戦闘力はグランカイザーをも上回り、グラヴィトンアークだけでも多数の敵を一掃できるほどであった。さらに後述する武器「神剣バルムンク」を振るうと、星をも瞬時に切り裂ける恐るべき能力を発揮するといわれている。
余談
- グランΣの立体物には本編未登場の武器「神剣バルムンク」が付属するものがある（初披露はDVD-BOXのパッケージ）。バルムンクはサンドマンが愛用する杖と同じモデルをグランΣの手持ち武器として立体化したもので、通常の杖形態と刀身のある神剣形態の2種を再現できる。今までリリースされたものでは「最小変形ゴッドΣグラヴィオン」の通販特典と「MODEROIDゴッドΣグラヴィオン」のオンライン限定版に付属するもの、「メタモルフォースゴッドΣグラヴィオン」に同梱するものの3商品がある。
- ソルΣグラヴィオンとしての立体物は比較的多いが、ソルグラヴィオンへの合体を兼ねているため合体モデルとして発売されるケースがほとんどである。
