魔術師に非ず、謎多き転入生の少年
プロフィール
年齢 | 不明 |
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出身地 | 黒海のほとり |
種族 | 蛇髪族と人間のハーフ |
性別 | 男 |
寮母 | 不明 |
CV | 小林大紀 |
概要
CV:小林大紀
漫画『魔法使いの嫁』に学院篇から登場するキャラクター。初登場は原作10巻第49篇。(ただし、第47篇から背景には描かれている。)
主人公、羽鳥智世のクラスメイトの少年。初等部からの持ち上がりがほとんどのクラスメイトのなかでは唯一チセと同じタイミングで入学した生徒である。
登場当初はチセのことを避け、「あんなの、人間じゃない…」とおびえるような態度をとっていたが、その態度をよく思わなかったクラスメイトのルーシー・ウェブスターにイヤーマフを外された時に髪が蛇に変化し、ゾーイがただの人間ではなく蛇髪族(ゴルゴーン)のハーフだと分かった。
ゾーイがチセを避けていたのはチセが以前受けた竜の呪いの匂いが禍々しかったからで、誤解が解けたチセと和解してからはチセ、ルーシーと一緒に行動することが多くなる。
亜人言語研究家の父と蛇髪族の母を持つゾーイは元々蛇髪族の隠れ里で暮らしていたが、学院の卒業生である父の強引な説得で外に出る訓練のため学院に通うことになった。
容姿
若葉色の髪と瞳。瞳孔は爬虫類と同じ縦瞳孔になっている。蛇髪族の特徴なのか眉毛は生えていない。
ボブくらいの長さのウェーブした髪に髪が勝手に蛇にならないための赤いイヤーマフを付けていて、光にも弱いため赤いゴーグルを身につけていることも多い。
身長はチセと同じくらいの160㎝前後で、男子にしては少し低め。
制服はネクタイにズボン、革靴。
イヤーマフを外すと髪が伸び、束になって蛇に変わり、また色も毛先から深緑に変わる。
また能力使用時は瞳孔が開いて八芒星のような形になり、耳も本来の蛇髪族と同じ尖った形になる。→エルフ耳
人物・対人関係
当初はチセを避けていたり他の生徒と距離を置いていたが、チセ達に秘密を明かしてからはもともとの明るく人懐こい性格もあってクラスメイトともいい関係を築いている。
特にチセ、ルーシー、リアン、アイザックと一緒に行動していることが多く、アニメBlu-ray特典のオーディオドラマではチセとゾーイの歓迎会を兼ねてロンドン観光をする5人の様子が見られる。
また、今まで里でしか暮らしたことがなかったため自動販売機を知らない、飛行機に驚く、町ですぐスリに遭うなど世間知らず、天然な描写が多く、度々ルーシーやアイザックにフォローされている。
チセに対しては和解後呼び方がハトリ→チセと変わり、魔力を吸われたルーシーを心配したり廃棄塔に行こうとするルーシーを止めたりと行動が似ているところが多い。また、同時に入学したこと以外にも
母語が英語ではない、魔術師ではない、
竜の呪いを持つチセと竜の子孫と言われる蛇髪族であるゾーイ、カラーリング(赤と緑)が似ている
など、共通点が多い二人である。
ルーシーとは初めて関わったのがイヤーマフを取られたときであったので第一印象がお世辞にも良いとは言えなかったが、和解した際ルーシーから髪を褒められたことや、第66篇でルーシーのお見舞いに行ったとき蛇を撫でさせてほしいと言われたこと(蛇髪族の間では何か特別な意味があるらしい)でルーシーを意識するようになっているのがわかる言動、様子が見れる。
肝試しでは元々ロイと2人組だったが、ルーシーが交換を申し出たためルーシーと2人で回ることになった。
アイザックとはチセと和解する前から食堂で一緒に昼食をとったりの描写があり、面倒見が良く勉強の得意なアイザックにゾーイがなにかを教わっていることが多い。リアンとも仲が良く3人で行動していることが多いが、リアンがフィロメラに対してきつい言葉を使っていた際には少し窘めることもあった。
能力・武器
前述の通り蛇髪族の能力を使うが、ハーフである為体力の消耗が激しく、自分の蛇もうまくコントロールできない。そのため今はイヤーマフを外して蛇をコントロールする訓練もしている。
神話の蛇髪族と違い、通常蛇髪族は対象を石にすることができず、動けなくするだけである。
しかしゾーイは第68篇で廃棄塔の魔術師と対峙したときは鳥の姿の魔術師を石に変え、第85篇では人狼にリズベスが掛けた呪いを壊した。またその時口調や声色が変わり別の人格のようなものが現れ、歯と爪も尖っている。ゾーイ本人は自分の能力について分かっていないがこれらは他の蛇髪族にない能力の可能性もある。
里では母から弓矢を習っており、少しだけ習っていたという槍もザッケローニの授業で使用している。
関連タグ
ゾーイ:表記揺れ