「これ以上仲間同士で傷つけ合いたくない。ザラムの事は忘れて家へ帰れ」
「シャドー怪人は不滅。だがこのままではザラムは老いて死ぬ。それが許せなかった……
だから、ザラムはシャドーに戻る!もう探すな……!」
CV:浪川大輔(人間態も担当)
概要
タンクトップに変身する事ができる能力を持つ、肌着系シャドー怪人。
『ヌンチャク系ハンガー』を武装している。
黒いタンクトップ姿の人間態を持つ。
闇形式は「ザエ-1091022-VC」で唯一の虹野明ことザラム配下のシャドー怪人であるが、完全な悪人というわけではなく明の事を大切に思っている。
ちなみに「ランニングシャツ」と言われると怒り、「タンクトップだ!」と訂正する。
普段は明のタンクトップとして共に行動しており※、レインボーライン側につく事にも決して反論はしなかったが、レインボーラインではシャドーである明も人間と同じ扱いになるので、いずれ老いて死んでしまう事が受け入れられず、闇の中で死ぬ事のないシャドー怪人へと戻すべくヘイ大公と結託する。
ヘイ大公の洗脳能力で明を元の姿であるザラムに戻す事に成功したものも、何を探し求めているのか分からなくなって悲しむザラムの姿を見てひどく驚き、トッキュウ1号に「共に成長していきたい」という言葉に揺さぶられ改心。
ヘイ大公が洗脳が解けた明とトッキュウ1号に斬りかかろうとした際に彼らを庇い、裏切った事に憤慨したヘイ大公の攻撃を受けて致命傷を負い、明に看取られながら消滅した。
…かに見えたが、なんと一命を取り止めており、終盤に明のタンクトップとして再び登場している。
※このため、シャドー怪人としてはⅤシネマが初出だが、設定上はTV本編でも登場しているという異色の存在である。余談も参照。
余談
闇形式の由来は「タンクトップ」の語呂合わせ。
声を演じた浪川氏は『海賊戦隊ゴーカイジャー』にて炎神スピードル(炎神戦隊ゴーオンジャー)の声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は5年ぶり。また、同作品でレインボーラインの保線員を演じている。
闇形式の「エ」は救援車を表す。
ザラムこと明がレインボーラインの一員になった影響か、器物モチーフが骨董品で無く日用品のタンクトップ(裏モチーフに古いデザインのハンガーを使っているが)、身体の『目』が無い等、これまでのシャドー怪人のセオリーを外したデザインをされている。
タンクトップ形態ではザラム及び明が初登場回を含めて毎話着用していたため、なんとTV本編に実質30話以上登場していたにもかかわらずセリフが一切ないキャラクターとなっている。
善玉怪人の中ではヤツデンワニ以来の味方側組織で働いている描写のある怪人である。
また、エンディングで保線員として一瞬映った際、中の人ネタなのか誘導棒から某光線剣のような音が鳴っていた
関連リンク
ローン・レンジャー:主人公であるトントがモデルになっている。