ターターさん
たーたーさん
メイン画像にて「女の子」ではなく、「彼女から抱かれている方」がターターさんである。
「ターターさん」はBLAZBLUEに登場する軟体動物門腹足網の蟲。
高度な知能を有し、人類の文明はターターさんが作ったとさえ言われるが、学術的な根拠は無い。
特に雄の数が少なく、マコト=ナナヤ曰く「激レア」とのこと。
なお、「ターター」さんではなく「ターターさん」が種族名である。(外部リンク(公式設定資料))
見た目としては黒色で縦に細長い胴体を持ち、上方にはオレンジ色の巨大な口と、口全体を隠すように開閉可能な四本の突起があり、口内には牙らしきものと触手がうごめいている。下方には胴体と比べて非常に小さい二本の足が存在するという、何も知らない人からしたら異形にしか見えない生物である。
ちなみに、デザインしたのはアークシステムワークス株式会社所属のデザイナーである村松桂氏。
ゲーム内での活躍
作中ではプレイアブルキャラのひとりであるアラクネが使役する蟲の一種として初代であるカラミティトリガーに登場。
二作目であるコンティニアムシフト以降はアラクネの仕様が変更されたことによって技の一種として出てくる蟲も変更されてしまっているが、ターターさんは一部ステージの背景として続投している。
家庭用コンティニアムシフトではとあるイベントストーリーで中心的なキャラクターとして登場する。この時にターターさんの雄が登場しており、Λ-11やマコトと交流しており、ここで上記の「激レア」発言を受けていた。
この交流があったからなのか、Λ-11のプロフィール、趣味の項には『「軟体動物門腹足網」の観察』という文章がある。
余談だが、このイベントストーリーにてマコトがΛ-11にターターさんを水葉に乗せるように指示するのだが、言われて用意していた水葉の上に躊躇なく飛び乗っており、もしかしたら人間の言葉を理解しているのかもしれないという様子を見せていた。
クロノファンタズマ以降に登場したアマネ=ニシキのアストラルヒート『若得命華「業破抱擁」』は相手の姿を変化させる(一部を除いて主に若返らせたような姿に変化させる)のだが、これをアラクネに使用した場合の姿がターターさんに変化する他、Λ-11に使用した場合はメイン画像のような幼いΛ-11がターターさん(のぬいぐるみ)を抱いている姿に変化する(アラクネはその在り様が特殊なため、本来はターターさんとは共生していただけで関係が無い存在の筈なのだが……)。
また、アラクネもΛ-11も出場できなかった「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」にもロビー画面に登場。一人用モードやオンラインモードを一定時間プレイした後に話しかけると、ショップ機能で使用できるゲーム内通貨を貰うことができるお助けキャラとなっている。
なお、その際のメッセージは「ターターさんは満足そうだ・・・」。
「BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR(略称:BBDW}」にも星2の魔道書(他作品で言うところの装備アイテム)として実装されている。
このように何気に『BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR』までのBLAZBLUE関連のゲーム全て、アニメ、小説と多岐に渡って登場しているキャラである(人型ですらないサブキャラなのに)。
アニメでの活躍
上述のコンティニアムシフトにおけるとあるイベントストーリーを改変する形で登場。
マコトの代わりにラグナ=ザ=ブラッドエッジが交流している。
ゲームの際はどこから来たのかもわからない野良個体だったのだが、アニメ版では直前にアラクネとのバトルが挿入されており、アラクネと行動していた一個体であることが明言されている。
残念ながらこの一個体はアラクネと別れてしまったことが原因として弱っており、Λ-11とラグナの看病も空しく命を落としてしまっている。
しかし、その直前まで看病してくれたΛ-11の傍で嬉しそうにしていた。
小説版での活躍
上述のアニメのストーリーと似た展開で登場。やはりアラクネから出てきた蟲の一個体である。
ゲーム版やアニメ版ではまだ無機質な存在であったΛ-11に「優しさ」や「感情」のようなものが芽生えるという名シーンだったが、小説版ではこの交流でΛ-11にターターさんを「助けたい」という想いを抱かせ、その想いが後のあるシーンにてΛ-11がラグナを「助けたい」という想いに昇華するという重要な展開となっている。