トラバサミ式のアゴを持つ深海魚ハンター
狩りで使うワナの一つ「トラバサミ」のように大きく口を開けてするどいキバで獲物をとらえるんだ。眼の周りの2つの光る器官(発光器)の色を使い分けて上手に獲物を探し出すよ。
名前の由来
超巨大なオオクチホシエソだ!オオクチホシエソの名前は、大きな口でほうき星のような姿をしたエソの仲間ということで名づけられたようだよ。英名はジャイアント・ストップライト・ルーズジョー。赤信号と外れたようなアゴを持つ巨大な魚っていう意味なんだ。
生態
全身が炭のように真っ黒で皮ふはツルツルしているよ。普通の魚と比べてみると、見た目がかなり独特だよね。あるべき所に背びれも腹びれも見当たらないし、胸びれもない。目はかなり前の方にあって、大きく開いた口にするどいキバ。まるで恐竜のようだね。
おもしろネタ
クロロフィル(緑色の元になる物質)を持つバクテリアと、特殊な光るバクテリアを持っていて、目の下から赤い光を出すことができるんだ。この赤い光は他の深海魚には見えないから、相手に気づかれずに近づけるんだ。仲間を見分けるのにも役に立つらしいよ。