概要
CV:岩端卓也
ゼロ・クロニクルの主要人物ファイオスの弟(二人の間にはシーマという姉がいる)。
闇の王の卑劣な作戦で始まった戦争からファイオスの指示で逃走するが、その後行方不明となってしまう。が・・・
この先おぞましいネタバレ注意!
復讐鬼が握っていた力と真実
「おかしいだろ。どう考えても。被害者は僕だ。僕たちだ。今の子たちはそうだろうさ。許す理由もあるだろうさ。だけど・・・」
「僕にはあるんじゃないかなァアアア!白の王国をゴミのように使い捨て!家族を奪い!苦痛と哀しみと絶望をくれた<光の王>を!!!生涯恨み続ける権利がっ!!!」
13章「センテリュオ動乱」(両シナリオでの登場人物の発言からワールドエンドより前の時系列と思われる)において彼が、否、彼だけが生存していたことが発覚する。
「大崩壊」によってテオとシーマは滅んだ白の王国の真下に転落する。
その大崩壊が王であったアイリスによってもたらされたものだったため、シーマはアイリスを「淫売」と罵り、自分が光の王になっていればと後悔し続けるという形で精神崩壊を起こし、最終的に魔物になりかけたところで発狂死する。
シーマの怨嗟の言葉の数々を聞いたテオは「アイリスのせいでこうなった」と思い、
彼女を虐殺するために「センテリュオ」を建国、自らは秘密参謀という名の指導者となった。
※ゼロ・クロニクルで明かされている通り全ての元凶は闇の王である。
センテリュオに辿りついた飛行島の一行を「幻想のルーン(かなり強力な暗示をかけられるルーン)」の力で指名手配し、自身も姿を見せる事でアイリスの贖罪の意識を誘発させて抹殺しようとするが、エピタフが懸念していた通り、アイリスは精神的に強かったため罪の意識に苛ませる作戦は失敗。それでもなおアイリスへの憎悪が燃え滾るテオは、今度は幻想のルーンによってクリスタルスカルのような怪物と化し、アイリスを自ら殺そうとするが、反旗を翻したルーンナイト二名と飛行島一行によって撃破される。
最期はシーマの幻想を見ながら「ずっとケンカしていたら兄ちゃんに怒られちゃう」と穏やかな表情を浮かべながら消えていった。
エピタフの正体が、尊敬していた兄ファイオスであるという事は知らなかった様子。
センテリュオについて
エピタフから使い方を教えてもらった最後の大いなるルーン「幻想のルーン」を使い、
「ルーンナイト」と呼ばれる戦士達の心得の基盤を作る、未来的な島。
テオのそもそもの目的は「全てを滅茶苦茶にしたアイリスへの復讐」だが、
政治はしっかりと行っていたようで国自体は非常に発展している。
しかし、センテリュオの守護者であるルーンナイトは一見普通のエリート集団に見えるが、
幻想のルーンにより「存在しない弟のために戦っている」という誤った認識のもとに動いている他、その力が及んでいないルーンナイトも自分の快楽のために闇に魂を売った殺人鬼である。
そしてテオはアイリスを殺した後「白の王国と家族を復活させる」ことを目指していたので、
闇の王のような無意味な政治をする必要もない。彼が復讐心のほかに国や家族のために動いていたというのはウソとは言い切れないだろう。