概要
『スクールガールストライカーズ』に登場する敵対勢力「オブリ」の一種「霊獣テンコ」。主にエピソードⅡに登場する存在であり、エピソードⅢ以降は存在が確認されていない。
本記事では「ショコラーデ・ミラ」初登場時に彼女たち(賢宮ほたる以外の4人)のメモカを奪っていった一個体・通称「プチコ」も解説する。
エピソードⅡにて結成したばかりの、新生・生徒会メンバーで構成されたショコラーデ・ミラの主な任務は、新種の妖魔の一種『霊獣テンコ』の調査・殲滅。
時空管理官のティエラに初めて下された指令の中で、霊獣テンコの討伐を進めていく。霊獣テンコには様々な個体がおり、基本的に現実の動物の狗(犬)や狐をかたどった型である。その外見は小型の子狐から、大型の個体もいる。成長した姿形になるにつれ、尻尾の本数も増える。
また、当時のエピソードⅠ後の協力戦などではスペシャルレイドオブリに容姿の異なる異種・亜種の黒いテンコ『霊獣コクテンコ』も登場している。ちなみに、コクテンコの個体情報の詳細など、それまでに現れた白い霊獣テンコらとの関連性はエピⅡ終了時点で結局不明。
さらに、終盤には超巨大型個体の存在『ファントム・テンコ』も登場するのだが・・・
関連リンク
プチコという存在
※この先エピソードIIネタバレ注意
エピソードⅠ終了後にてショコラーデ・ミラの面々からメモカを奪ったテンコ(のちのプチコ)は元々、霊獣テンコの一個体に過ぎない新種のオブリであった。だが、調査のために結成されたショコラーデ・ミラの前に突然現れ、何故か彼女達のメモカを奪っていく。
しかし、他のチームメンバーの協力もあり、ほたる以外4人のメモカを取り返すことには成功するものの戦いのたびに、そのテンコは強化されていき、同時に見た目も成長し変化していく。
だが、あるときにそのテンコを倒すと不思議なことに元の小型の姿のときよりもさらに小さくなってしまって出現した。敵意が無くなったため、その個体の調査とその謎の解明のために一旦エテルノに連れ帰ることになり、そしてエテルノでしばらくいっしょに過ごすことになる。
ちなみにプチコという名前の名付け親は賢宮ほたるである。
その後もプチコを一時保護しつつ他のフィフス・フォースメンバーと協力しながら順調に他のテンコやオブリを討伐していくショコラーデ・ミラであったが、彼女らの前に突如、存在しないはずのフィフス・フォースのチーム「アマンド・フォーマルハウト」が立ち塞がる。
そのアマンド・フォーマルハウトはエピソードIIのモルガナに利用されており、幾度かショコラーデ・ミラと交戦しつつも紆余曲折あり、モルガナのアジトに攻め入った頃には結局は見はなされ、アマンド・フォーマルハウトの五人はエテルノでティエラたちに一時的に保護されることとなる。
だがモルガナの真意を今一度確認したがったシャルロッテ・ヴァイスはティエラに頼み込み、ほたるとプチコとともに再度モルガナに会いに探しに行く。しかし現れたモルガナが本性を表し、用済みだと判断したのか二人を襲おうとするが、プチコがほたるとシャルロッテを助けるために人間の姿に変化した。
人間に変身したプチコは、ほたると瓜二つの姿になり、会話もできるようになった。この変化の理由には、ほたる達と初めて出会って盗んだメモカ探索の経緯、そこからのエテルノでの生活、そしてほたる自身のプチコに対する心情によるところが大きいらしい。
その場は無事にエテルノに帰還できたメンバーたちであったが、そこへアマンド・フォーマルハウトのメンバーを探していた別の時空管理官・セレーネがエテルノに赴き、事の経緯を聞いたセレーネはほたるとプチコの秘めた力に興味を示し、ティエラに一計を案じる。
しかし、モルガナのほうもプチコとほたるの特異性を逆に利用しようととある計画を企てる。
セレーネを加えたフィフス・フォースのメンバーはその場所に潜むモルガナを倒すために作戦準備する。そしてプチコは最後の作戦の前に自信が無く落ち込んでいるほたるを励ますのだが・・・
「この戦いが終わり すべてに決着がついたとき わたしはきっと あなたの隣にはいない」
「なぜなら この戦いが終わるということはわたしが わたしという存在が消えることを 意味しているのだから」