スペック
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概要
(一部媒体におけるブリッツタイガーの設定をのぞけば)サイクロプスと共に「サイバードライブゾイド」の双璧を成すゾイド。サーベルタイガーのような長い上顎の犬歯を持つが、分類はあくまで「タイガー型」である。しかし、公式ファンブック4巻では「サーベルタイガー型」とされている。
ディアブロタイガーには「α」と「β」の2種類があり、カラーリングと性格が異なる以外はいずれも外観や武装は同じである。いずれにも、前脚には(トラ型ゾイドとしては珍しく)Eシールドジェネレーターを内蔵し、頭部の側面には展開式のレーザーブレードが装備している。
動作には太陽エネルギーを必要としている。また、ボディは液体金属製で、重度のダメージも瞬時に回復するという非常に高い自己再生能力を持つ。背部には、唯一の射撃武装となるサイバーメタルキャノンを搭載している。サイバーメタルキャノンは、使用時には液体金属で砲身を形成する。
ラベンダー色の「α」は遥か未来の世界で最強のゾイドとなったが、自分よりも強い対戦相手を求めて、時間を超えてやって来た。自分が認めた者しかパイロットにしない、クールな性格。
- 現代のゾイドと比較しても、機体サイズやスペックなどではそこまで大差がないので、どの様な経緯を経て「最強」とみなされたのかは不明である。
一方、赤いカラーリングの「β」は、クールな「α」に対して狂暴な性格で、今までに多くのパイロットに牙を剥いてきた。また、装備には未来の技術が使われているという。
登場作品
アニメやコミックなどの作品には登場しておらず、主にゲームが活躍の舞台となる。
『サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』や同ソフトと連動したサイバードライブゾイドの発売に先駆けて、『ゾイドバーサス』シリーズには一定の条件を満たす事で使用可能な隠し機体として先行登場。ただし、いずれのゾイドも武器の換装はできなくなっている。
本編となる『サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』では新規ゲーム開始時に主人公のヒュウが乗るゾイドとしてサイクロプス「壱式」「弐式」かディアブロタイガー「α」「β」の計4機の中から選択となる。
選ばれなかった方のゾイドがライバルのロキの愛機となり、「フェンリル」という名の黒をベースとした配色のディアブロタイガーが敵として登場する。
キット
キットはサイクロプスと共に2003年に発売。赤外線方式のラジオコントロール機能とBB弾発射機能を備えているのが特徴。完成済みの本体に装甲や武装を組み付けていく半完成品であり、完成後に手動で動かせるのはコックピットハッチと下顎、前脚のEシールドジェネレーターと頭部側面のレーザーブレードである。
動力は単4電池2本を使用するモーター駆動タイプで、ゾイドの操縦に用いる付属のコントローラーにはLR44ボタン電池3つが必要となる。サイバードライブゾイドを持ち寄って対戦する時に混信を防ぐためのチャンネル切り替え機能もあり、コントローラーとゾイド本体の後部にある電源のオン/オフを兼ねたスライド式のスイッチを切り替える事で対応するのだが、チャンネルは2つしかないために2人以上での対戦は不可能。
ゾイド側のスイッチを入れると目が緑色に発光してアクティブな状態となり、コントローラーのスナップスイッチを上下に押すと前進/後退、小さい丸ボタンを押すと腰を左右に振り(旋回方向の決定)、大きい丸ボタンを押すとBB弾を発射する。ただし、モーターでバネを巻き上げて発射するという仕組みなので高速での連射はできない。
なお、後脚には攻撃の命中判定を行うウィークポイントがあり、ここに攻撃を受けると目が赤く点灯して機能停止状態となる。この状態を解除するには、一旦スイッチをオフにする必要がある。また、一定時間操作をしないとスリープモードとなり、自動的に停止する。
『サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』付属の赤外線通信アダプタをゲームボーイアドバンスに取り付け、同ソフトの「ドライブゾイド」モードで操作する事も可能で、ゲームのセーブデータをゾイドに転送する事で、ゲーム内での主人公のゾイドの成長の度合いに応じてHP(ウィークポイントへの被弾の許容回数)や歩行速度などが反映されるようになる。
余談
- ディアブロタイガーの存在は、遥か未来にもガイロス帝国が存続していることを示す貴重な判断材料である。
- ホワイトタイガーとは、オリジナルゾイドである点や、カラーリング、サイズと重量、スピード、前肢に装備されたシールド、中型ゾイドの常識を超えた戦闘力を持つ、などの点が類似している。
関連タグ
サイクロプス(ゾイド)・・・ライバル機