スペック
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概要
無敵の力を持つと言われる伝説のゾイド「古代虎」の1体。
古代虎の核の一つ「蒼の核」を基に東方大陸の企業ZOITEC社が開発した虎型大型ゾイド。
全身に張り巡らされた放熱チューブに余剰エネルギーを循環させる事で、古代虎の核の制御を可能にし、古代虎の核が放つ強大なエネルギーの制御に問題を抱えたワイツタイガーに比べて安定した性能を持つ。
ZOITECが100年前にヘリック共和国と共同で開発した凱龍輝の技術のノウハウも活かされており、肩部に配された集光パネルで敵が放ったビームを吸収して自らの力に換える事が可能である。
ワイツタイガーよりも更に格闘戦を重視した機体設計となっており、相手に噛み付くと同時に牙からエネルギーを相手の機体に流し込む「エクスプロードバイト」は、アイアンコングやゴジュラスクラスの大型ゾイドを容易く葬り去る力を持つ。
格闘戦重視のコンセプトである一方で、射撃装備もかなり充実している。
「ピンポイントレーザー砲」は本機に初めて導入されており、従来の多くのゾイドの射撃装備とは異なり、砲身部が殆ど目立たない。これは、空力学的な有効性を目指したシールドライガーのコンセプトにも通じる部分がある。
- レイズタイガーがこの武装を装備した位置(肩)もかなり特徴的であり、格闘の際の突進や追撃にも効果的である。実際、後述の通り『ゾイドバーサス』ではレイズタイガーの強さの根幹の一つとなっている。
ケツァルコアトルス型のブロックスゾイド・プテロレイズとレーザーネストを背部にドッキングさせる事で「ジェットレイズタイガー」となり、飛行能力と出力、射撃能力の上昇を得られるようになる。
また、ワイツタイガーと同様にトランスホークとの合体機能も持つ。
ストーリー
バトルストーリー
キット付属の小冊子「三匹の虎編」では、古代虎の核に関するノウハウを得る為にZi-ARMS社によって拉致されたZOITEC社の社長を救出すべくZOITEC役員会によって出撃が承認された。
Zi-ARMSが保有するホエールキングに社長が捕らわれている事を知った役員会は、直ちにレイズタイガーをホエールキングへと向かわせ潜入に成功するが、ZOITECから強奪した「紅の核」を元にZi-ARMSが開発した古代虎型ゾイドのブラストルタイガーと遭遇し衝突、交戦状態となった。
制御システムを溶解させながら激しい戦いを繰り広げる2体であったが、そんな中「蒼の核」を奪取する為、従来のデスザウラーを遥かに凌ぐ強化型のメガデスザウラーが現れる。このメガデスザウラーは背中にハイマニューバスラスターを装備することで、更に強化した荷電粒子収入ファンを搭載させることに成功。これにより、大口径荷電粒子砲を半永久的に放出し続けることが実現可能になった。(逆に言えばデメリットでもあり吐き続けるしかない)それでもまだ不安要素が残り、メガデスザウラーは3体の古代虎型ゾイドの核を吸収し完全体へと昇格するためレイズタイガーに牙を剥いた。
デスレイザーとの戦いでの損傷が回復したワイツタイガーも救援に駆けつけ、戦いは激しさを増していくが、3体の古代虎型ゾイドの核が揃った事で共鳴を起こし、機体が暴走を起こして制御不可能になってしまう。更にブラストルタイガーまでもがメガデスザウラーを攻撃し、サーミックバーストで装甲を溶解させる。そこへレイズタイガーが牙を突き立て、エクスプロードバイトでメガデスザウラーを撃破するが、断末魔と共に放たれた荷電粒子砲の直撃を受けて墜落したホエールキングの大爆発に巻き込まれ、他の2体の虎と共に行方不明となってしまった。
ゲーム
『ゾイドバーサス3』では主役ゾイドに抜擢され、アローの乗機として活躍した。
レーザーネストを基本装備としているため、レーザーネストの基本武装(大型エネルギー砲)を持ち、格闘機ながら非常に火力が高い。しかし、レーザーネストのピンポイントレーザー砲まで増設されると流石に強すぎるためか、ピンポイントレーザー砲はあくまでも両肩の物しか撃てない仕様になっている。
また、レーザーネストにて増幅させた膨大なエネルギーを放出する「シャイニング・インパクト」は荷電粒子砲に匹敵する威力を持つ。
その代わり、エクスプロードバイトは基本格闘攻撃に組み込まれた。噛み付きと同時に衝撃波を発する強力な攻撃になっている。
機体バリエーション
ジェットレイズタイガー
レイズタイガーを支援する目的で製作されたケツァルコアトルス型BLOXゾイド・プテロレイズとレーザーネストを背部にドッキンングさせる事で飛行能力を得たレイズタイガー。最高時速400km/hで飛行可能。「虎に翼」という諺通り、Ziユニゾンによる能力の底上げやレーザーネストによる破壊力の増強、プテロレイズのショックキャノンによって近接戦闘でも更なるパワーアップに成功した。
ソウルタイガー
アニメ『機獣創世記ゾイドジェネシス』にて、ルージの師匠的存在であるセイジュウロウの乗機として登場した個体。
キット
キットは旧トミー(現:タカラトミー)のポップアップキットのみがリリースされており、電源を入れると胴体の放熱チューブが緑色に発光し、歩行する。頭部周辺のスリットや目、脚部の集光パネルは蓄光素材製。
ジェットレイズタイガーは、ゲームキューブ用ソフト『ゾイドバーサスⅢ』の初回特典としてプテロレイズとネストユニットが付属しており、これらを装着すればジェットレイズタイガーを再現する事ができる。企画当初はネストユニットから伸びるチューブを介して全身のクリアパーツを発光させるギミックが付く予定だったが、諸般の事情によりオミットされてしまった。
余談
- ピンポイントレーザー砲はレイズタイガーに初めて装備され、後にレインボージャークにも搭載された。また、クリスタルパネルは集光パネルに似た装備であり他、ウインドダンサーは、コトナ・エレガンスと知り合いであったセイジュウロウのソウルタイガーの各種装備と共通したコンセプトを持つ。
- ブラストルタイガーと同様に、バトルストーリー版と異なり、ソウルタイガーは分類が「タイガー型」に変更されている。
関連イラスト
関連動画
(ユニゾンを行っているが、レーザーネストがどこからともなく現れているのはご愛敬である)