ずいぶん不作法なお客人がいらっしゃいましたわね
そう青筋立てずにわたくしと一緒にお茶でもいかがですか?
概要
ディーガナザルとは漫画「バーサス」に登場する魔勢界の天敵である大魔王軍の第23魔王。
大魔王に実力を認められ、地方を統治する任を授かった魔王の1人。
大魔王軍の技術開発を担当している。
名前の由来はおそらく外見からもわかる様にテナガザル。
人物
敵対者にも物腰柔らかでフレンドリーな態度で接するが実際は残忍な性格。
様々な生き物を掛け合わせたキメラの作成を得意とするが、その対象者は野生の生き物や魔物に留まらず、敵対者である人間や同族である魔族にも及ぶ。
改造された被害者には自我は見受けられず、完全にディーガナザルの操り人形と化している。
また側にいるキメラ達は悉くが美男子であり、ギンバックの筋肉に興奮するなど倒錯的な面もある。
大魔王ビャクオウには忠誠を誓い居城に肖像画を置く一方で同じ魔王であるニュドーを蔑んだ目で睨んだりジャチを単純なパワータイプと見下すなど同僚との折り合いは悪い。
能力
同じ魔王であるジャチと異なり、自身の肉体ではなく作成したキメラを操ることで戦闘する。
以下は作成したキメラの一覧。
- 下級魔族
元は病気や怪我などにより戦力外となっていた弱小の魔族達。
ディーガナザルの改造により上級魔族に匹敵する能力を得たとされるがギンバックのビンタ一発で纏めて消し飛ばされた。
- キメラ勇者フェカッチオ
元第23勇者。
ディーガナザルの討伐を担当していた勇者で、返り討ちにあい実験動物として囚われ改造されていた。
ディーガナザル曰くお気に入り。
以下は使用された素材
- 勇者フェカッチオ
- 補助妖精リズミー
- イービルホース
- 音速鳥
- 鉄毛猿
- 魔水晶
- ディーガナザルの血液
当初は人間であった頃と変わらない姿で登場するもギンバックとの戦闘で胸元にリズミーが埋め込まれたケンタウロスのような姿のキメラへと変貌。
勇者の奥義である妖精合体も使用可能であり、妖精合体"リズミー"アジタートドライブを放つもギンバックには通じず呆気なく返り討ちにされた。
- キメラ大甲冑
全開放(バースト)を使用して作成し乗り込むディーガナザルの奥の手。
巨人としても規格外な大きさを持つギンバックをも更に上回る巨体を持つ。
以下は劇中で使用された素材
- マッスルデビルの両腕
ギンバックと取っ組み合いをするほどの筋力を持つ両腕。
- カミナリ鬼の長舌
頭部から髪の毛のような生えている長舌。
触れた相手を麻痺させる効果がある。
- 地獄蜘蛛の糸
尻尾から放つ糸。
巨人族の膂力を持ってしても簡単には千切れない頑丈さを持つ。
- 一角竜の回転突き
背中から触手の様に生えているドリル状の角。
- ネクロマンサーの飼い蛆
口から吐き出す蛆虫。
体内に侵入し外側の肉体を残して内臓を食い荒らす。
経歴
名前の初出は1話。名前と共に担当勇者であったフェカッチオを返り討ちにして捕らえたことが語られる。
その後ニュドーの大転移魔法陣により転移されてきたギンバックと邂逅。
「おともだち」になるよう誘うものの拒否され戦闘、キメラたちをけしかけるも悉くが瞬殺される。
ギンバックの攻撃により城が崩落すると地下室に保管されていた素材を用いてキメラ大甲冑を作成しギンバックと戦闘。
上記の多種多様な武装を用いてギンバックを追い詰めた様に見えたが、実際は単に攻撃が気持ちよくて眠っていただけであり、体内に侵入させた蛆虫もくしゃみで体外に排出された上に大甲冑ごと圧縮されていき脱出できなくなってしまう。
部下のキメラ達に助けを求めるも自我を奪っていた事が仇となり、ディーガナザルを褒め称えるのみで攻撃すらできぬ有様だった。
万策尽きたディーガナザルはギンバックに命乞いをするも拒絶され激怒、これまでの口調をかなぐり捨て悪態をつきながらせめて道連れにせんと自爆魔法を放とうとするも既に掌に収まるほどに圧縮されてしまっており不発、序盤から名前が出ている魔王でありながらあっさりと退場してしまった。