概要
オッドタクシーに登場するキャラクター、ドブ(溝口恭平)とヤノ(矢野治人)のBLカップリングである。
TVアニメ本編では1度も会話したことがない2人だが、2人は同じ反社会事務所の兄貴分弟分にあたる。本編では兄貴分であるドブをヤノは嫌っており、ドブの上納金を上回ることだけを考えている。対立関係にある2人が軸となり、主人公を含め様々な人物や事件が複雑に絡み合っていく。
スピンオフの過去話では「ドブさんいないと俺野垂れ死に」というほどべったり仲良かった舎弟期のヤノは、現在の心理を公式で「愛憎」だと公言され、割とただの反抗期であるよう描写が多くひたすらドブの事ばかり考えている。ドブもまた最新のエピソードなどでドブなりにヤノを特別可愛がっていた事実などが証明され、現在も嫌われているのを自覚しつつ「まだ間に合う」「好きにすればいいさ」等哀愁を漂わせている。新シリーズで登場した二人をよく知る人物【赤道】に「ヤノと仲直りしたら?」など呆れられている。
【2019】
ドブとヤノの出会いから決別までを描いたスピンオフの総称
ドブとヤノの過去や因縁については様々な媒体で紹介されている。
※制作順
[ヤノ feat. PUNPEE - My Name Is...]
ヤノの声優MeteorとPUNPEEによるキャラソン
歌詞はMeteor。YouTubeにてMVの紹介もされている
[とある日の事…]
公式ツイッターで紹介された、上記のキャラソンの制作秘話漫画。
此元脚本、木下監督作画の貴重なショート漫画外部リンク
[2019]袋とじ
オフィシャルブックに収録された袋とじ小説
署:此元和津也 ヤノの一人称により全てラップで語られる。こちらも同様、上記のキャラソンにて影響され生み出されたものだとインタビューで答えている。
[2019]EP
MeteorとPUNPEEによるミニアルバム
各媒体で配信。YouTube musicでは無料で聴ける。ドブがヤノに煙草を進める描写があるが、2019の袋とじを読んだ上で脚本をしたMeteor氏が「ドブはヤノの前で煙草を吸わない」という設定が頭に入っておらず制作し、オフィシャルブックが発行されてから気づき慌てて微修正をしたらしいことを自身のツイキャスで謝罪している。尚、脚本内容については監督や此元氏は一切関与していない。陽気で平和でユーモアが効いたメテオ氏のドラマは新鮮かつ多くのファンに共感や愛着を持たせた。
[2019]コミカライズ
上記袋とじ小説版のコミカライズ。作画:肋家竹一
コミック5巻巻末に収録。Kindleでも単話(※二話分、各120円程度)で電子購入できる。
ミニアルバムの描写も含まれたり、小説版より若干丸くアレンジされ、視覚的に繊細な描写が表現されている。そしてコミカライズにも此元氏は関与していないことを肋家さんはTwitterで公言しているがしかしその再現度と表現力はファン一同が大いに納得する仕上がりである。
[2019]オーディオドラマ
映画「オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」初回生産限定盤BDの特典にて収録
上記袋とじ、EP、コミカライズがミックスされ、更に音声用にシナリオ構成もカスタマイズされている仕様。冒頭から関口がヤノの過去について尋ねるところから始まる。ヤノ役のメテオ氏はいつもの陽気な話し方より大分トーンを抑えた演技になっている。
過去のキャラソンのように今後各配信でのリリースを望むところ。
映画【オッドタクシー イン・ザ・ウッズ】
2022年4月1日に劇場公開。TVアニメの総集編に加え、各登場人物の裏話というインタビューが書き下ろされている。ドブとヤノはそれぞれお互いについての解説をしている。ドブの出番は多めだが、ヤノは立場上出演(インタビュー)時間が短いが新テーマ曲が撮り下ろされている。逮捕後の二人等についての描写なし。アマプラ等配信中
【星に願いを】
オッドタクシーフェスにて行われた朗読劇。現在未収録。
TVアニメ中のサイドストーリー。オッドタクシーのキャラクターが流星群の降る夜、各々のドラマが描かれる。本編にドブの出番こそないが、ヤノの現在のドブに対する意外な想いを垣間見ることもできる。
【RoOT/ルートオブオッドタクシー】※現在コミック連載中!
TV本編の舞台裏を探偵目線から描く新たなオッドタクシー
ドブとヤノについて新しい補足描写も多々あり、また二人の間に立つ新キャラクター「赤道」の存在も気になるところ。よりドラマティックに深掘りされていくキャラクターに目が離せない必見のシリーズです。外部リンク
その他
[ドッオシクター]外部リンク
ヤノの声優METEOR氏がツイキャスにて独自で配信しているオッドタクシーの二次創作語り。
良質&奇想天外なほのぼのドタバタコメディでファンの間でも人気であり、Twitterにてまとめなども作られている。
これに登場するドブとヤノの関係は基本的に良好であり、運転免許が取れないヤノの為にドブがキックボードをパクってきたものだったり、アメリカンバイクを2人乗りして楽しんでいたり、ドブの自宅にも気軽に行き来し、お気に入りの手料理を食べさせて貰っているなどをしている。
コラボ商品
群像劇のアニメなのでキャラ単体で販売されることの多いジャンルであるが僅かながらドブとヤノという枠の商品が販売されたことがある。
カラオケの鉄人コラボ
ドブ&ヤノ「相手を出し抜け!バチバチぱちぱち炭酸最強!仁義なきジンジャーエールドリンク」
ファッションセンターしまむらコラボ
ドブとヤノが描かれた(※オープニングの追いかけっこ)クリアポーチ