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※メイン画像はアニメ版でメカニックデザインを担当したPixivユーザー・大河広行によるもの

概要編集

通常の戦闘機とは比較にならない能力を持つザイに対抗するため、ザイのパーツを利用し大幅な改造を施された戦闘機。

コアたるアニマが搭乗する事で機体が発光、ザイと類似した塗装パターンが現れる。


外見はメディアによって差があり、原作ではベース機の色変え程度だが模型やアニメでは作者による監修下で大幅にアレンジされている。このアレンジはベース機の派生型(実用化されたものから試作・計画のみに終わったものまでさまざま)がモデルになっている事が多く、探してみると面白いだろう。


アニマはNFI(神経融合インタフェース)によってドーターと接続し、機体の末端まで自らの感覚器を拡張して操縦を行うため、コックピットには操縦桿などのレバーやスイッチ類どころかキャノピーすらない。反面、被弾などのダメージまでもフィードバックされてしまう他、レーダーやデータリンクなどの情報も感覚としてとらえる分機械的な欺瞞に引っかかりやすい。


ただでさえ通常の戦闘機を超える機動性を持つザイと同等の能力を持っているため、その機動は通常の人間では耐えられない10Gを軽々と超えるもので、通常の人間を乗せる事などそもそも想定していない。

例外としてグリペンのみ、鳴谷慧が搭乗する後席に通常系のコックピットが用意されている。しかし戦闘機に乗った経験すらない慧は当然ながら初出撃時に激しいGで負傷している。

ただ、人間が耐えられない機動はあくまでザイに対抗する手段のひとつでしかなく、発射したミサイルを制御するだけでも充分ザイの撃墜は可能であるため、後に慧が前席で操縦を担当しグリペンが火器管制に回る事になった。


製造可能なドーターは1機種につき1機のみで、対応するアニマも含めて事実上の一品ものだが、改良型については(改良の程度にもよるが)この限りではなく、アニマが同じなら乗り換えも可能。とはいえ技術的には大きな困難が伴う様子。作中では最終決戦でグリペンがD型からF型に乗り換えたが、機体は一フライトでアビオニクスがダメになってしまう有様で、ほぼ使い捨て同然の扱いで投入された。


一般にどのように認知されているのかは作中で明確にされていないが、ネット掲載の短編「シアターブルー」にて航空祭で展示飛行をした事や、ベルクトが亡命した時にネット投稿を目論む野次馬が集まったという描写を見るに、少なくとも存在そのものは一般に認知されていると思われる。


なお、最初に開発に成功したのはザイが最初に出現し瞬く間に制圧された中国にほど近いロシアで、次に日本アメリカと続いたとされる。


Pixivではオリジナルのドーターを描いてみたイラストもある。


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