CV:三瓶由布子
概要
テシク氏族の娘で、二つ名は「雲を切る女」。
赤い髪と頬に刻まれた紫の入れ墨と、憂いを帯びた瞳と大人びた物言いが特徴の少女である。子供の頃はとても泣き虫であったが、成長してからはほとんど感情を表に出すことはなくなった。
学校に通ったことがなく誰からも教わらないせいで読み書きが出来ない。無愛想だがなぜか子供から無条件に好かれる性質で、コバコ、ヒノキ丸、ヤンゴ、ミドリ、幼少期のアキユキからも慕われている。
次代のサンノオバとして人々の期待と崇拝を集めるテシクの天女。
「ジバシリ」の1人として戦場跡でヒルコを集めていたが、母親を亡くして泣く幼いコバコを目にしてサンノオバの教えに疑いの念を抱き、コバコを抱いて彷徨っていたところを伊舟に拾われザンバニ号に乗船することになる。
拾われたばかりの頃、泣き続ける彼女を伊舟が「泣き止め」と怒鳴ったのを他の船員が聞き間違え、「ナキアミ」と呼ばれるようになった。
ヒルコやヒルコから生じるザムドやヒトガタの声を聞くことのできるタマヨビとして強力な力を生まれ持っており、またザムドを調教してヒルコとの共生を促す技に長けている。