概要
「私、能力は平均値でって言ったよね!」に登場するキャラクター(?)。創造主がマイル達の世界の崩壊を防ぐために世界中にばら撒いたその名の通りナノマシン。ナノマシンが思念波を感じ取ることで魔法が発動する。
人物(?)
初期は機械的な淡々とした話し方をしていたが、段々マイルと打ち解けたのか次第に人間らしい挙動をするようになっている(マイルはそれが機械としてプログラムされているのかどうか疑問に思っている。)。
機械なので禁則事項が多いが、各個体明確に自我を持っており、禁則事項に当たらない範囲で出来る限り娯楽を楽しもうとしていることが多い。マイルのド派手な魔法やメーヴィスの片手の出力、マイル001の操作などは人気らしく、順番待ちの状態らしい。そのためマイルがミクロスや作った剣をあまり使わなかった時は文句を言ったりしていた。
ナノマシン同士はナノネットで情報共有をしており、一部の人たちの状況はリアルタイムで配信されている。ちなみに視聴率が高いのはマイルたち赤き誓いと、マルセラたちワンダースリーらしい。
自分たちをマイルたちに使って欲しいと思っており、時々自分から提案をしてきたりすることもある。(マイル001は明らかに娯楽用だったが…。)
スローウォーカーやメカ小鳥に対抗心を燃やしたり、ルイエットが不時着した時の機械と比べて自分が有能だと言わんばかりの発言があったりと、嫉妬もする様子。
能力、魔法のシステム
人々が魔法を行使する時に発する思念波を感知して魔法を具現化する。思念波の出力が高いほど威力も上がる。それ以外でも具体的なイメージや物理的プロセスの理解を持って発動したり、明確にナノマシンに指示したりすることで、魔法の出力も上がる。
マイルたちの世界では一般的には魔法の詠唱で魔法を発動すると思われているが、実際にはイメージを明確に持つことが重要であり、無詠唱でも構わない。(マイルやワンダースリーは「魔法の真髄」を知っているため、無詠唱で魔法を放っている。)レーナとポーリンはの面々は脳内で高速詠唱をすることで、他の人たちより早い魔法発動をしている。(無詠唱ではないのでノータイムでは発動できないほか、指示だしなど他の作業をしながらの発動もできない。レーナとポーリンは自分たちの実力不足だと思っているが…。)
マイル達の世界の人々には権限レベルが設定されており、それによってナノマシンがどこまでサポートできるかが決まっている。
基本的には人間の権限レベル1だが、たまに2、3の個体が生まれることもある。古龍は権限レベルが2のため、人間たちより遙かに魔法の威力が上である。権限レベルが高いほど魔法の出力も高い傾向がある。
権限レベルが3以上でナノマシンと会話が可能になる。しかしナノマシンのことを知っている者はいないため、魔法の精霊と思われている。そのためマイルは創造主によってナノマシンのことを知っていたことは非常に特別で、ナノマシンは特別に興味を示していた。
権限レベル4以上になると、相手の魔法をナノマシン経由で無効化できる。レベル4だと一時的にしか下げられないが、レベル5以上だと完全に無効化、権限レベルを0に出来る。
権限レベル7以上だと細菌を作り出すことが出来る他、他の人の権限レベルを1引き上げることが出来る。
権限レベルは生まれ持ったものでそこにはナノマシンは干渉しないが、ナノマシンの意志で引き上げ、引き下げが可能。実際、途中でマイルの権限レベルは5→6に引き上げられ、異世界絶対防衛戦中は一時的に7に引き上げられている。