ニューハンプシャー州
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にゅーはんぷしゃーしゅう
アメリカ合衆国の州の一つ
アメリカ合衆国北東部、ニューイングランド地方にある大西洋に面した州。人口は約140万人弱、州都はコンコード、最大都市及び最大都市圏はマンチェスター。州名の由来はイギリスのハンプシャー地方に因んでいる。面積もアメリカでは5番目に狭い州である(それでも岩手県と青森県を足したぐらいの面積を持っているが)。
産業革命によって、かつてはイギリスのマンチェスター地方に匹敵するほど繊維紡績業で栄えた州でもある。また、山間部には林業が発展し、製材、製紙工業が州経済を支えた。後にボストン近郊でIT産業が成長すると、同州にも波及した。
また、氷河湖が多く険峻な山岳など雄大な自然が多く、観光産業で注目を集めている州でもある。歴史的な港町ポーツマス(ただしポーツマス条約が締結された海軍の造船所は、今はメイン州になっている)も人気のある観光地となっている。
アメリカ合衆国大統領選挙が真っ先に行われる州としても知られ、その度に注目される州でもある。
- 人口は1980年までは80万弱ほどだった。だが、1980年から1990年の間に約20万人近く増加、その後も10年間で7~8万人ペースで増加している。これについてはボストン都市圏の拡大もあるが、人口、労働力確保のため移民、難民を積極的に受け入れている州であること、さらには消費税、所得税ともに0%(ただし固定資産税はかなり割高)という税制の優遇なども理由として大きい。とりわけ、中心都市マンチェスターは難民が多い都市としても知られている。
- かつてはオールドマン・オブ・ザ・マウンテンという、岩山にせせり立つ岩肌が、横顔の老人に見える奇岩が州のシンボルにもなっていた。だが、2003年に自然現象によって崩落。その後は風景の喪失を惜しむ人たちの手によって、鉄製のモニュメントが作られるようになっている。
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