概要
デリーター社から発売されているアルコールマーカー。アルコールマーカーの代名詞であるコピックと混同されがちだが、別物の製品である。
ネオピコの良さは何と言っても安価なこと。
ネオピコは1本250円(税別)で、アルコールマーカー初心者や学生にはハードルの低い価格設定である。イラストを描き始める最初の頃なら、多用する色もよくわからないだろうから、試し買いにはちょうどいい値段である。
コピックとの差
カラーバリエーションの差
ネオピコのカラーバリエーションは144色。
対するコピックのカラーバリエーションは358色。
微妙なニュアンスの色を使いたい時や、アルコールマーカーを使っているとは思えないボーダーレスな色調を出したい場合には、やはりネオピコでは色数が少ない、物足りないと感じてしまう。
詰め替え用インクがない
ネオピコは使い切りで詰め替え用インクがない。コピックにはバリオスインクがあって、しかもニブが傷んだら交換もできるので、圧倒的にコピックが経済的。
ネオピコの場合、大型の絵を描くとすぐインク切れで買い替えが必要になり、結果高くつく。
ネオピコの詰め替えインク(インクを吸わせる形式のもの)が発売されていた時期もあったが、不況により、廃番になった(売れていたのは肌色系)。
色と番号の紐付けが難しい
コピックはR(レッド)系、B(ブルー)系…のように、
色の頭文字を取った独自のカラーシステムを採用している。
しかしながらネオピコは、144色すべてが400番〜600番までの連番となっており、
直感で目的の色を絞るのは至難の業。
総評
「安価に揃えられる」という点を見ればネオピコに軍配が上がる。
本気でカラー絵を描くならば、色数が多い上、替えインクのあるコピックの方が良いだろう。
関連タグ
注意
描かれたイラストを見る限りはほとんど区別がつかないが、ネオピコはコピックとは別物の製品である。ネオピコを用いた作品には「ネオピコ」のタグをつけるようにしていただきたい。