物語
舞台は郊外の小さな診療所。イヌミミとネコミミが当たり前に存在する世界の中で、このイヌネコ診療所での時間は、ゆるやかに過ぎていた。主人公のジャックはこの診療所で院長のクレイン先生に患者兼助手としてこき使われているイヌミミで、忙しいながらも楽しい毎日をすごしていた。ただし、診療所で唯一の男性である彼は、ある重大な役目が課されていた。患者たちは「発情」による定期的な不調が訪れるので、これを性行為によって満足させなければならなかったのだ。このような毎日のなかで、ジャックはふと疑問に思うこともあったが、これも治療の一環だと自分に言い聞かせる。そんな日常が続いていく診療所だったが、物語は意外な顛末を見せる……
キャラクター
クレイン先生 (声:森川陽子)
診療所の所長。素っ気ない性格だが、医療の腕は確か。
フェイ (声:杏露花梨)
シャム猫。診療所の患者。情緒不安定の気があり、ハイな時とローの時の感情の落差が大きい。ツンデレ。
ノーマ (声:涼森ちさと)
ペルシャ猫。診療所の一番古い患者。朝に弱く、いつも起きているのか寝ているのかわからないようなのんびりとした生活をしている。しかし、意外と読書家であり、知性派な一面を見せる。ウミとナミを寵愛する。
ウミ・ナミ(声:あさり☆)
双子の姉妹の三毛猫。見た目も性格がそっくりで、一見、区別がまったくつかない(しっぽの色が違う)。とても活動的でいたずら好きな子猫であり、いつも診療所のメンバーを困らせている。
ジャック
主人公。大型犬で、身長190cmを超える巨漢だが、見た目とは正反対に性格は温和。診療所に来るまでの記憶がまったくなく、なぜ自分がここにいるのかしらないが、今までの恩返しとクレイン先生の手伝いをしている。
スタッフ
原画
戌角柾、なつめえり
シナリオ
うつろあくた、西空康誠、M.Iwacock
BGM
U-ma
OPテーマ 『dote up a cat!』
作曲:33rpm
作詞:うつろあくた
歌:Rita
EDテーマ 『Sweet Outbreak』
作曲:33rpm
作詞:元長柾木
歌:Rita
後日談
シナリオライターのうつろあくたによる後日談がpixivで公開されている。
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プレミア化とダウンロード販売
2006年発売当時は2,000本足らずしか売れなかった。うつろあくたのTwitter