概要
日常マンガ界の大奇才・ひましろたかしによるコメディ作品。掲載はコミックビーム。
モテない金ない仕事もたまに無くなる、どこにでもいるゲスでスケベな青年サトー。何故かゲイにはモテモテだがノンケかつゲイ嫌い、そんな彼とその周囲が巻き起こす小規模で非モテ街道まっしぐらな日常を描いていた。
が、何故か連載後期になると謎の組織「金犀会」の陰謀に巻き込まれサスペンス色を帯びていくという異色さも併せ持つ。
「俺の人生みたいな雨だな」「本性を表したなゲイ野郎」「結局俺も男の子だったんですねェ」「すげーな四国、日本語通じるんだ」等々、独特過ぎる台詞回しからカルトな人気を誇るものの、現在コミックスは絶版となっている。
関連
以下、ネタバレ
実はいましろたかしによる社会派作品「原発幻魔大戦」の大規模コラ作品。セリフはもちろん創作だしコマ割も全て変更されており、絵柄以外は別物になっている。
原発幻魔大戦がいましろ氏の作風からかなり遠い上当時雨後の筍のように大発生していた「原発批判作品」だった事もあり、作品の評価は正直高くはなく、むしろコラ作品であるノンケボーイという作品名の方が有名になっている。下手をすると「ノンケボーイの政治コラ作品」などと認識されていたり…。
ただしいましろ氏はこれに対しては不快感を露にしており、「ネトウヨによる悪質な工作」と語ったとか。ウヨかどうかはともかく無断改変・違法アップロードの産物である以上、作者が怒るのは当然ではあるのだが。