ハイリア兵の装備
はいりあへいのそうび
ハイラル王国の兵士が正装として身につけたという服。
赤い房飾りが目を引く「ハイリア兵の兜」、ハイラル王国の紋章が染め抜かれた白地のサーコートが架けられた「ハイリア兵の鎧」、鉄板を重ね合わせた「ハイリア兵のすね当て」の3部位からなり、どの部位も全身に精緻な彫金細工が施されているのが特徴。
装備すると西洋風の全身鎧となる。
全身を甲冑で覆うリンクの姿は、歴代の『ゼルダの伝説』シリーズでもかなり珍しい。
「兵士」シリーズや「騎士」シリーズの武器がよく似合うだろう。
元々は100年前、大厄災で滅んだ故ハイラル王国の兵士の装備であり、作中で入手できるのは当時の破損を免れた貴重品。
大厄災当時の様子を描く『厄災の黙示録』では初期のリンクが装備していた他、ハイラル軍の隊長格の装備として描写されている元々質の良いものであった事が窺える。
ちなみに兵卒は鉄帽子に鎖帷子、革のグローブやブーツといった簡素な装備を着ていたようだが、これは100年後には現存していないようだ。
特殊な効果こそ付かないが、外見通りの高い防御性能が特徴。
他の大抵の服が一部位の初期防御力が1~3程度なのに対し、ハイリア兵装備は頭一つ抜けた初期防御力4を誇る。
さらに大妖精による防御力の伸びしろも大きく、最終的には一部位の防御力が28、全身で揃えると84にも及ぶ。
これはガーディアン素材の「古代兵装」シリーズ、ゾナウ文明ゆかりの「ゾナニウム」シリーズ等に並んで作中トップタイの防御性能となっている。
ブレスオブザワイルド
ハイラルの東南東、クロチェリー平原のハテノ砦を超えた先にある長閑な集落「ハテノ村」の服屋で販売されている。
同店には同じく特殊効果がなく、防御力で劣る「ハイリア装備」も売っているが、初期防御力がそこまで変わらない割にはハイリア兵装備の方が割高なので、最初はスルーしてしまったプレイヤーも多いのではないだろうか。
また、NPCの中には大きく損傷したハイリア兵の鎧を着た人物が登場する。
彼は廃墟となったアッカレ砦の前で佇んでおり、曰く祖先がこの砦で戦い、死んでいったと聞かされたらしい。
壊れかけの鎧を身に着けながら崩れた城塞を眺めるその姿に、何かを感じたプレイヤーもいた事であろう。
ティアーズオブザキングダム
本作においても、高い防御力は健在。
しかしハテノ村では新たに服屋、もといブティックを取り仕切るようになった天才デザイナー、サゴノのお眼鏡に叶わなかったようで、残念な事に販売されなくなってしまった。
入手のためにはハイラル城の地上に残された部分から避難壕へと続く隠し通路を探し出して潜入し、三部位それぞれが納められた宝箱を探す必要がある。
通路は迷路のように複雑で、魔物も徘徊する危険な場所ではあるが、前作と違ってタダで手に入るのは嬉しいところ。
また、今作ではNPCたちが各地の魔物討伐のために結成した「討伐隊」の中に、壊れかけのハイリア兵の鎧を着た部隊が確認できるようになった。
彼らは攻撃力の高い「近衛」シリーズの武器を装備していたり、属性付きの魔物素材などで武器を強化しており、他の部隊よりも手練の印象を受ける。
実際、彼らとともに魔物の群れを倒すミニイベントでは
他部隊よりも攻撃性能が高く、青〜黒低度のグレードの魔物は容易く仕留めてしまうことも。
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド ティアーズオブザキングダム
ハイラル(ブレスオブザワイルド) ハイラル軍(ブレスオブザワイルド)
近衛兵の装備：同じく『ブレスオブザワイルド』系で登場するハイラル軍ゆかりの装備。
ただし、こちらは布製の礼服である。
