「怪しい獣・・・だから怪獣!」
概要
5・6、33・34話に登場。
ウルトラマンジャックが訪れた海の惑星に住む水棲人間の若者。同作品にて怪獣と言う単語を初めて使ったキャラクターでもある。
ジャックがタッコング、ペスター、グビラを倒した為にエネルギー切れで力尽きて変身が解除されてしまい、キングザウルスに飲まれそうになった所を助けた。
ハクリら水棲人間達はその日に食べる分の魚を獲り、季節が変わると住む場所を変える等で争いごとの無い生活を送っていたが惑星にプラズマスパークから放たれたディファレーター光線により怪獣達が発生、海を跋扈し意味もなく他者の命を奪う乱暴者の怪獣に追われる形で彼らは狭い浅瀬で暮らす事になってしまった。
ハクリはそんな生活スタイルを変えるべく陸に上がって生活するべきだと提唱し、また水棲人間が恐れる火を使ってムルチなどの魚を焼いて食べるなど柔軟な思考の持ち主だが長老であるじっさまからは異端児として嫌われ、怒って住処から出て行ってしまう。だがじっさまもそんな彼の進歩には内心では理解していた。
そんな時にキングザウルスがジャックのプラズマ鉱石を飲み込んだ事で陸地に上がれるほどに進化して住処を襲撃、それによりハクリは同胞を取り仕切って陸上生活の砦を築いたりした。
そしてキングザウルスが再び変身できるようになったジャックに倒された後、キングザウルスを撃退するために努力したジャックを温かく仲間に迎え入れた。
数十年後には長老として陸地での生活に馴染んだ水棲人間の村を治めており、村もかなり発展している。また怪獣達や光の巨人の事をアクルら子供達に話していたがまともに信じてもらえなかったようだ。
だがある日、吹雪の中見廻りにいったきり中々帰ってこないジャックを心配して彼を捜しにいったところギラドラスとガンダーにより、凍り付けになった光の巨人を発見。その光の巨人がジャックであることに気づき、今まで自分達を守ってくれた彼を救うべくアクルと共に家に運び込み、低体温症になりながらも必死で心肺停止した彼を救うべく心肺蘇生を行って意識を取り戻させるが、とうとう力尽く形で息絶えてしまった。
ギラドラスとガンダーはザージを苦しめるも復活したジャックにより倒された後、ハクリはジャックと民達に弔われたのだった。
ジャック「ハクリ・・・お前の勇気は民を救った。恐れず新しい世界へ足を踏み入れ、民を導いた。お前の魂は・・・必ずや皆に受け継がれてゆくだろう・・!体は滅んでも俺たちに別れは無い」
その後、ジャックが去る時、にアクルはハクリとジャックが残した「礼儀を守る」「目上の者を敬う」「好き嫌いしないで何でも食べる」「弱い者には手を差しのべる」「困難に立ち向かう勇気を持つ」と言う5つの誓いを叫びながら彼に別れを告げた。
関連タグ
ウルトラ5つの誓い:彼とジャックが打ち立てた誓いはジャックが後に地球で友達になった少年に残したこの誓いに発展していくものと思われる。
海底原人ラゴン:ハクリら水棲人間のモチーフと思われる。