「いいか、問題の解決策は酒瓶空にしても見つからねえ。長年飲み続けた俺が断言する。」
概要
アラスターのかつての知り合い。カジノのトランプをテーマに擬人化されたような猫の悪魔。
不愛想で皮肉屋、基本的に感情の起伏が少なく、しかし特定の時間に下品になることがある。
パンセクシャル(全性愛者)であるが、基本的に他人に興味がない。
賭けトランプ中にアラスターに召喚され、安酒に釣られホテルのフロント係兼バーテンダーとして所属することになる。
エンジェル・ダストから(罵倒混じりに)「老いぼれ」と呼ばれたこともあり、老人かどうかは定かではないが年長者であることは確か。
上述の通りアルコール依存症で常に飲酒しているが、飲んだくれてくだを巻くようなことはなく、むしろバーカウンターでホテルのメンバーの話を聞いていることのほうが多い。
年長者らしく若い面々に比べて様々な体験を経てきたためか、諦観的ではあるが観察眼に優れ、的確で冷静な意見を呈する場面も多々ある。
かつては魂を扱う上級悪魔だった。
当時からギャンブルにハマっていたが、次第に負けがかさんでいくようになり、巻き返しを図った勝負にてアラスターに敗北。以降無一文になったばかりか、契約によって魂を握られ、逆らうことができなくなってしまった。
エピソード4ではかねがねエンジェルに対して見抜いていた「本心を隠している」事実を口にして、あえて「紛いもん」と呼ぶことで彼の神経を逆撫でする。
ホテルを飛び出したエンジェルを連れ戻す際、同じ魂を縛られている身として共感を示し、「負け犬」としての自分を受け入れること、「どん底でもひとりじゃない」ことを歌いかけた。
エンジェルも彼の言葉に心を開き、精神的な自由を取り戻すに至った。
この件はエンジェルに少なからぬ影響を与えており、ハスクもエンジェルの変わりようを褒め、友人としての関係を結んだ。
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外部リンク
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Loser.Baby
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とはいえ、ハスクとの一件からヴァレンティノに対して反抗できるようになったエンジェルと異なり、ハスク自身は未だアラスターへの恐怖が根強い。
アラスターからは表向きは「友」と呼ばれ親しくされているものの、二人きりの場では「ペット」呼ばわりされる他、大した情報共有もなされておらず、完全に便利なもの扱いされている。
アラスターの最大の秘密であり地雷と思われる「繋がれている(=契約によって支配されている)」という事実を知っているようだが、それを口にした瞬間激昂したアラスターに魂を盾に恐喝され、全身を小刻みに震わせながら弱々しい声しか出せなくなっていた。