概要
独自の技術力を武器に急成長を遂げた企業連合体。旧ムラクモ、クローム両陣営の企業を傘下に治めているとはいえ、ジオ・マトリクス及びエムロードとの格差は未だ大きく、ACのフレームパーツの製造には着手していない。ただし、ジェネレータやラジエータ等の分野では画期的な技術によって一定のシェアを確保している。
中心となった企業は情報通信企業のバレーナ・コミュニケーションズ。他に、バレーナ・インダストリー(重工業)、バレーナ・ケミストリ(化学工業)、バレーナ・エイジェンシー(人材派遣・傭兵仲介)がある。バレーナ・エイジェンシーは大道芸人から傭兵まで手広く派遣する企業だが、ACを駆る傭兵(=レイヴン)に関しては対応していない。これはこの時代においてレイヴンの仲介業を行うコンコードとの衝突を回避したため。
上位2社には中立の姿勢を取るが、LCCとの間で協力体制をとり、フライトナーズに対してもパーツの提供を行っていた。
それが影響で、LCCと共同で巨大要塞『STAI』を製造する事になった。
LCCに接近することで、火星での勢力図を塗り替えようと画策したが、フライトナーズの暴走により瓦解。
その後政府との関係が表面化したことで、ジオ・マトリクス、エムロード両社との関係は明確に悪化した。
表向きは政府の軍事力強化に協力している。その裏で巨大兵器『グレイクラウド』を建造していた腹黒企業でもある。
それを裏付けるように、テロ組織『インディーズ』と結託している(地球政府やジオ・マトリクス、エムロードに攻撃を仕掛けているのに何故かバレーナはスルーしている為、不自然な描写が目立ち、インディーズが使う拠点の一つがバレーナの所有物だという事が判明。)ので、やる事がかなりエゲつない。
なお、ACパーツのシェアに関しては、エムロードの減少分をジオ・マトリクスとバレーナがそれぞれ奪った形となっている。
パーツは少ないが、月光(ムーンライトソード)や良ジェネレーター(HOY-B1000)や良ラジエーター(RRX-COT-1550)やデコイやFCSや各種エクステンション等の傑作や良パーツが目立つ。
尚、バレーナとはイタリア語でクジラの事。
バレーナの名が決まるまではブリッツと言う名称だったらしい。