AC2におけるジオ・マトリクス
火星において最大の規模を誇る企業。作中ではジオ社と略される事も多い。
ムラクモ・ミレニアムの系譜に属する企業であり、ライドックス(食品)、ニューザイオン(重工業)、メルトラル(建設)、ウェブナーズ(エネルギー)、ジオエクスプレス(航空・運輸)の5社を中心に多くの企業を傘下に治めたことで成立した。
大深度戦争終結後、大破壊以前に行われていた火星テラフォーミング計画を発見、半ば独断専行的に計画を再開し、火星の利権を獲得することで急成長を果たしている。(その辺、エムロードとは異なる。)
ムラクモの血を引く企業であるだけに、その技術力は他企業の追随を許さないほど。また、ACパーツに関してはビジュアル面にも重きを置いており、エネルギー兵装の技術に優れる。
作中では、火星支社がディソーダー技術をものにすることで火星の支配をもくろみ、それが原因で地球本社、ひいては政府と対立することになる。エムロードが降伏し、LCCに対して劣勢になると和解案を提出して地球政府との対立を避けようとする本社方針に猛反発。その後地球本社に対して一方的な独立通知をし、武装蜂起。
しかし、切り札のディソーダー兵器も破壊され、火星の主要都市に熱核ナパームミサイルを打撃ち込もうとしたが、本社に雇われたレイヴンによって鎮圧された。
その一方、地球本社もヤバい事全部火星支社のせいにして危機を回避した。
AC2AAにおけるジオ・マトリクス
前作の時代、地球における影響力はエムロードに及んでいなかったが、本作の時代においては地球においてもトップの座にある。これは前作における火星支社の暴走(ディソーダー技術を利用し、火星での支配権強化を目的としたクーデター計画)の事後処理工作を巧みに行ったためであり、影響力の低下は最小限に留められた(同時に火星争乱でエムロード社が大きく勢力を後退させてしまった事も影響している)。
政府との表立った対立は避けているが、両者の関係は目に見えて悪化しており、競争力確保のための軍事力強化には余念がない。
かつての母体企業である、ムラクモ・ミレニアム社の遺した研究の掘り起こしを盛んに行っている。
ディソーダー技術を諦めた代わりに、生物兵器に手を出してしまっている。