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パトリック・スペンサー

ぱとりっくすぺんさー

パトリック・スペンサーはメディアミックス作品『アイシールド21』登場人物のひとり。

CV:鯨井康介

概要編集

 アメリカの名門NASAエイリアンズ所属のRBの黒人選手。通称パンサーで、パトリック・スペンサーという名前で呼ばれることはほとんどない。家族は劇中不味いオートミールを作る祖母しか確認されていない。


 『無重力の足を持つ男』の異名を持つ優れたランナーであったが、監督のアポロがとある理由から白人至上主義者であったため、ろくな活躍の場を与えられず、もっぱら雑用の日々であった。


 しかしながらそのランナーとしての能力は圧倒的であり、チームメイトからの信頼は厚く、誰もがパンサーを雑用扱いするのはおかしいと思っているが、パンサー自身が「いつか監督もわかってくれる」と信じて、理不尽な扱いにも耐えていた。


 当初はとの対決を望んでいたが、ネット配信された動画でアイシールド21の走りを見て強い興味を抱く。出場させてもらえる見込みはほとんどないながらも、万が一の可能性にかけて、泥門デビルバッツとの親善試合のため来日した。


 そして試合終盤、エイリアンズが追い詰められた局面で、「自分がアイシールドを止めるから、出場させて欲しい。もし止められなければ責任を取って退部する」と、進退を賭けた土下座でアポロに頼み込む。パンサーだけでなく、チームメイト全員の嘆願を受けて、ついにアポロもパンサーの起用を決めた。


 その恵まれたバネと圧倒的スピードを駆使してアイシールドを圧倒するも、実践経験の差から最後の最後で対決を制されるが、チーム同士の決戦に於いては僅差の辛勝だった。この間にセナと言葉の壁がありつつも友情を築いている(TVシリーズでは常識無視で普通に会話しているが、作者が好きなようにやってくれと公認してくれたから何でもありなのが理由である)。

 その後、パンサーがアポロの現役時代のファンであったことを聞かされて、ついにアポロも頑なな態度を改め、パンサーに熱心な指導を行うようになる。スポーツマンシップがレイシズムを乗り越えた名シーンである。


 ストーリー終盤に、アメリカ代表チームの一員として再登場。

 アポロの指導により親善試合の時とは比べものにならない実力を身に着け、人類の限界とされていた「40ヤード走4秒2」を突破しており、世界最強のランナーとしてセナの前に立ちはだかる。


その世界大会でMVPに輝き、その後NFL選手として活躍、恩返しとして祖母に立派な豪邸をプレゼントしている。また、セナとは親交を続けるようになった。


一方、大和猛にとっては自分がMr.ドンによってアメリカを追いやられた苦い記憶の相手となっているのだが、それでも彼の紳士的振る舞いによって怨恨などは一切持たれていない。


 TVシリーズではオリジナルエピソードにより出番が追加されている。

関連タグ編集

アイシールド21 アフロアメリカン

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