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概要編集

ルファス・マファールが率いる覇道十二星天の一角で乙女座を冠する。


 彼女は魔物や妖精などの面子で構成されている十二星では唯一の種族人間という事もあってか二百年後の舞台である本編では既に死亡している。


 死亡はしているが実は199年間+元の年齢分は存命していたという事実があり、主の帰還を信じてそれまでは生きていたという恐ろしい執念の持ち主。だがルファスが復活する一年前にうっかり木の実を喉に詰まらせポックリと逝ってしまった。


 彼女は200年もルファスの故郷であるヴァナヘイムにて眠りに就いてるあるモノの管理を任されており、死亡してからも執念から怨霊(?)となってでも結界を貼り続け、その任務を全うしていた。


 その二百年の間に、拾い子であるウィルゴと共に過ごしており、彼女を鍛えていた。ルファスと再会後には、死亡して旅に着いて行けなくなった自分の代わりに、ウィルゴを新たな十二星天の乙女として任命して同行させた。



ステータス編集

既に死亡しているのでステータスなどは一切不明である。一応判っているのはレベルが800(アルカイド時は1000)で種族は人間であり天法の使い手である事。


 彼女は十二星天の中では最弱に位置しており個別ステータスでいうなら双子の兄妹と良い勝負な十二星天のワースト3位争いではtopである。ただしポルクスと違い素早さ等はレベル800相応にあるので高レベル同士の戦闘が見えないという事はないので決して弱くはない。寧ろ人間なのに十二星天に入ってる時点で相当な化物である。


戦闘スタイル編集

 彼女は回復やバフなどの後方支援特化タイプなので基本的には近接戦闘や前衛に出る事はないが、彼女はその驚異的なスキルによるバフ連打により圧倒的早さをもってステータス強化などをこなせるのでレベル800+バフ強化のステータスを持って前衛もこなそうと思えばこなせる。ただし元々の前衛職に比べればレベル800時のカストールに毛が生えた程度である。


 なのでルファスはパルテノスには別に前衛や火力役としての戦力としては見ておらず後衛でひたすらサポートしてくれるだけで良いという評価である。しかしそのサポートが脅威でありゲーム時代のルファスのプレイヤーや実際に女神の神域に侵攻していたルファス自身をもってして「なんだアレ?ずるくね?」と思わせるチートサポート振りである。


 因みにどれくらいずるいかというと5~7割の力を出せばベネトナシュや月龍オルムを1分未満で倒せてあの獣王ドゥーベや当時の七英雄達も認め、ルファスが瞬きする一瞬で生き残れる魔物はいないと言わしめる様な化物相手にルファスが、Lv1000という最弱状態でも雑兵とも呼べる衛兵達と合わせて1時間も戦闘を維持してルファスを手古摺らせた援護支援能力といえば解るだろうか?女神の神域侵攻当時でもって龍を2体は連れて来いという強さを身に着けており、仮に龍を連れてきててもその龍が数秒も持たないという相手に1時間も戦闘を行っているのは作中においてこのパルテノスのみである。


 パルテノスの固有スキルに『ザヴィヤヴァ』という若干発音し辛いスキルがある。

これは高位天法の制限解除というものであり他の固有スキルと比べればあまり派手ではなくパッとしないモノと言う認識を抱くだろう。


 しかしこのスキルの真骨頂はパルテノスがまず『ダブル・スター』(スキルを2つ同時発動可能)を使いそれを使ってから出ないと発動できない『フォース・スター』(スキルを4つ同時発動可能)を使ってから発揮される。高位天法使いや魔法使いなら同時に数個の魔法や天法は使えるが其々には発動までの待機時間等があるので同時使用するなら発動時間が短いモノを連打する方が効率が良い。


 だが彼女のザヴィヤヴァは高位天法の制限解除なので高位魔法におけるこのクラスまでのしか適用されない魔法効果などを無視させ適用させる事ができる。


 簡単に説明するならリザレクション等といった復活バフ系のスキル使うなら数秒は待たないと使えないし、そういうスキルに制限がありスキルの待機時間短縮やSP消費半減などといった効果は適用されないという普通に使うには時間がかかるデメリットがどうしてもある。


 だが彼女の固有スキルはそれらを無視してしまい、そういった高位魔法や天法までその効果を適用させてあろう事かノータイムノーモーションで使えるという。

 しかも先のフォース・スターを使った後なら更に別の魔法や天法を同じノータイムで4つ同時に一切の制限なくSPが持つ限り発動可能というチートっぷりである。


 パルテノスが後衛にいて別に強くないから後回しにしようものなら、ものの数秒で圧倒的数の強化バフや回復などを行使してしまうし敵が彼女を守り僅かな隙でもみせれば4つ同時のスキル発動という訳のわからない状態になり長期戦でも短期戦でも勝ち目がなくなる。


 勿論ルファスみたいなごり押し可能な圧倒的な力があれば倒せるだろうが普通は無理である。さすがは覇道十二星天に名を連ねるだけの力が彼女にはあるという事であり化物っぷりは他の仲間とは遜色ないのである。


 既に死亡はしているがポルクスの英霊召喚スキルを使えば召喚可能であるので彼女の脅威的なサポート能力はたとえ死んだ後でも健在である。なんだこれずるい。


 なお彼女は杖ではなく丸太を好んで使用するので見た目がすごくシュールな後方支援キャラに……。棒吸血鬼狩りのような「みんな、〇太は持ったな?!いくぞー」なノリである。こ れ は ひ ど い。後継であるウィルゴには丸太は拒否されてしまった。



彼女の過去編集

 彼女は元々は女神の神域と呼ばれる場所での管理者であり、ルファスとは元々敵対関係であったが、彼女があろう事か女神の天秤を下し、己の下まで侵攻してきて初めて出会った。


 パルテノスは女神に認められ、世界の管理者としての力を授けられた特別な存在として他者を見下していて、地上の住人は下賎な者として区別していた。


 しかしルファス一人に護衛の精鋭を含めて圧倒的な力で敗れ、ルファスに攫われるもとい拉致同然に今の地上がどういう状況かを見せられる。女神によって幸福に管理されていた筈の世界は実際には阿鼻叫喚の地獄絵図そのものであり、これの何処が幸福なのだという現実を見せつけられた彼女は今まで信仰崇拝していた女神への想いに亀裂が入り、ルファスの軍門に下る事となった。



関連タグ編集

野生のラスボスが現れた! ルファス・マファール 覇道十二星天 乙女座

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