概要
「ヒカリモノ親方」とは、とある夏の日、小遣いにつられてなっつんがこまちゃん、兄貴、れんちょん、ほたるん、このみ姉、一姉、駄菓子屋を巻きこんで捕まえた池の鯉(なっつん曰く「池の主かもしれない」とのこと)である。
このとき、なっつんは門限を守るため母ちゃんから腕時計を借りていたが、捕まえようとした魚があまりにも大きかったため、なっつんが腕時計をつけていることを忘れて池に飛びこんでいる。
母ちゃんは捕まえた鯉の大きさに唖然としたが、なっつんの服が濡れていることにすぐに気づき、彼女は池に飛びこむことの危なさと、腕時計が壊れていることが原因で、いつものように母ちゃんに怒られるのだった。
そのころ、庭の池に放された鯉は独特の感性をもつれんちょんに
「ヒカリモノ親方」と名づけられているが、
ほたるんは聞いているが越谷家の人々はそのことを知らされておらず、なっつんが「ヒカリモノ親方」の名を知ったのは年明け後のお花見である。