以下、まいまいまいごえんゲーム版1話、漫画版4・5話のネタバレが含まれます。
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(左:ゲーム版 右:漫画版)
「マリアハ、アタシガイナクチャダメ…」
「マリアハ、一人ジャナニモデキナイ…」
概要
「まいまいまいごえん」のキャラ、ヒカルの心の影が分離した存在。
ゲーム版では「ヒカル影」と表記されている。
いなくなったマリアを連れ戻す為に、アトラクション「たそがれ横丁」に挑むユウとヒカル達。(ゲーム版ではプレイヤーが同行するメンバーを四人選び、漫画版では騒ぎで他の子達より先に起きたライオン、ライム、ゾーヤ、ダイヤの四人が同行する)
そして探索を進めていると、突然設置されているレトロテレビが点灯した。
そこで、ヒカルは父親、マリアは母親がいない事が判明する。
あじさい保育園で、二人はよくおままごとをするようだったが、互いに片親の故に、中々噛み合わなかった。
そして遂にマリアを見つける一行。
マリアがカエルタマゴと一緒にいる姿に酷く動揺したヒカル。そして、ゲーム版と漫画版で経緯は違うが、ヒカルの足元から巨大な影が現れ、暴走を始める。ヒカルにそっくりな姿をしたその影は、ヒカルの「本当の自分」だった。
(記事冒頭のセリフも含め)一方的にマリアを弱いと決めつけている、ワガママな「本当の自分」に絶望したヒカル。
しかし、一行の言葉に後押しされ、顔を上げた。そして、ヒカルは「本当の自分」と向き合う事を決める。
ヒカルは自分の影と対面し、影の弱点である光を、鏡で反射させ影に当て、弱らせる。そして声を振り絞り、影に向かって言った。
「……ちゃんと見ろ!!」
「……もう、いいでしょ……。」
「マリアは、そんなに弱くないの……」
「マリアがいなきゃダメなのは、あたしのほうなの……。」
「でも……それでもいいの。」
「────もう、そんなに怖がらなくて、いいんだよ……」
そして、ヒカルの影はマリア(ゲーム版ではマリアの影) に後押しされたこともあり、ヒカルの中に帰って行った。
「本当の自分」を乗り越え、向き合ったヒカルは「心の成長痛」を乗り越えたと言ってもいいだろう。
そして…
漫画版に登場するアトラクション「ミラクルジャッジパレード」進行中に再登場(詳しいルールはゆぅろぴあを参照のこと)。
既に「心の成長痛」を乗り越えたヒカルの影は、此度はヒカルとマリアを襲う事はなく、ヒカルとマリアを囲んでいたカエルタマゴを退散させた。本当の自分を乗り越え、それを自らの力にするという、まさに胸アツ展開である。