ヒトナー
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ひとなー
ここでは、「ケモナー」の対義語として作り出された概念について解説する。
「ケモノを愛好するヒト」という意味のスラングとして「ケモナー」というものがあるが、ならば「その逆はヒトナーじゃね?」といった風に生み出された概念である。
順当に行けば「ヒトを愛好するケモノ」という意味になるはずであるが、そう単純な話でもない。
ケモナーはどちらかと言えばマイノリティで、オタクの間ですら理解されず変態呼ばわりされる事がしばしばあった。
そのような中で、「ケモナーもケモナー以外も嗜好が異なるだけで同じ行為をしているに過ぎないのだ」という訴えから生まれてきたのがこの言葉であり、すなわち「ヒトを愛好するヒト」が当初の意味だったのである。
あくまで立場を相対化するための思考実験のようなものだったので、実際に何らかの作品として形になったものは少ない。
言葉が広まった現在では字面通りの意味でも用いられるようになっているが、元々マイナーな趣味の更にニッチなシチュである上、pixivでは「人外×人間」というタグが先に広まっていた(ケモノ以外の人外も含まれるので完全に同義ではないが)ので、適用例は依然として少ないままである。
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