概要
ビッグダイタンとは、永井豪の漫画「ガルラ」に登場する、スーパーロボットである。
主人公、鳳隼人が搭乗し操縦する。
劇中での活躍
日本近海に突如出現し、横浜に上陸した巨大怪獣・ガルラ。
都市部で大暴れするガルラは、自衛隊の攻撃を歯牙にもかけず、破壊活動を続けていた。
政府から緊急連絡を受けたロボット工学の権威・水原博士は、スーパーロボット・ビッグダイタンの出撃要請を受ける。
そして、ガルラになぜか既視感を抱く鳳隼人は、その理由を知るため、そして自分が操縦に慣れているからという事から、パイロットとして出撃する事を申し出る。
出撃したビッグダイタンだが、ガルラの前には歯が立たない。最後に本体を分離して攻撃するが、やはり力及ばず、敗北してしまう。
しかし、ガルラは止めを差さず、そのまま去ってしまった……。
形状
※上記イラスト右、ウザーラと戦っている機体。メイン画像では、奥のロボット。
本体の四本腕の人型ロボットが、巨大な竜型のボディに合体しているという形状。
漫画版「ゲッターロボG」登場のウザーラ、もしくはOVA真ゲッターに登場の真ドラゴンに似た『胴体部から人間の上半身を生やした、巨大な竜』のような形状をしている。
翼を持つ竜型の下半身は、四本足そのものが推進器となっており、尻尾の部分には尾の代わりに大型の噴射口が付いている。四本足の推進器から噴射して浮上し、空中にて胴体に収納。胴体後部の噴射口からジェット噴射させて、翼を広げ飛行する。
武器に「ダイタン・ミサイル」「ビッグ・サンダー・ショック(電撃)」などを有する。
本体の人型部分には、四本腕に槍や剣を携え、それらを用いて攻撃する。竜型下半身部分が大破したのち、分離して人間型ロボットとしてガルラに挑むが、やはりガルラには敵わず敗北してしまった。
コックピットは、額部分にある。また、頭部や腕部などの形状は、どことなくグレンダイザーにも似ている。
製作者
製作した水原蛮次郎博士は、「弓教授や早乙女博士と一二を争うロボット工学の天才」という設定。
「マジンガーエンジェル」版
「マジンガーエンジェル」劇中にも登場した。女性型ではなく、日本政府が秘密裏に建造していたという設定で登場。デザインは、ガルラ劇中とほぼ同じ。
こちらの世界では、ドラゴノザウルスと戦うも、やはり敗れてしまった。