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概要編集

米国の犯罪組織『アイデアル』に所属する人物。左耳に虎の縞の様な黒い痣がある事から、一部の人間からカラカルという仇名で畏怖されている。

人を食ったような言動やユーモラスな一面を見せることもあるが、本性は凶暴そのもの。人の首を簡単に180度捻転させ、伽羅や夜行丈一と互角に渡り合う程の高い戦闘力と、常に自分が有利になるよう場をコントロールする智謀を兼ね備えており、能輪からは「嘘喰いと暴力が一体となったような男」と称されている。口癖は「DIE YOBBO(死ね、弱者)」。


人種差別主義者であり、黄色人種(男性に限り)に触れられるのも嫌い。「モンキー」と蔑称し、例え警官等であっても殴り倒し指を折るなどの蛮行を行う。

一方で美女には目がなく、女性には東洋人であってもナンパ・セクハラを働く。


表向きは米国大使館3等書記官としての身分を持ち、CIAにも籍がある。そのため、日本での行動が警察に制限されることはほぼない。日本語も堪能で、登場当初は「○○デース」「ハァーイ」「イェース」など、いかにも日本漫画に登場する外国人といった感じの話し方をしていたが、回を経るにつれその様な描写は減っている。

また食事の際にはスポークの性能に感嘆し、名称を知ってからは自分専用のスポークを常に携帯している。


尚、付き人にアイデアルのマーティン・ブルース・ホワイトを連れている事が多い。

自身も自分の本当の名前も知らないと語るなど謎が多い人物。










以下ネタバレ










本編中盤にて帝都タワーで行われている賭朗勝負に乱入、獲得品である500億円及び各企業への搦め手(所謂スパイ、工作員)の入手権を横取りしようとした結果、同じく横取りなどを狙う鞍馬組及び嘘食い陣営と3つ巴の戦いとなる。

周囲の備品などを利用したブービートラップなどを駆使し、鞍馬組と互角以上に戦うが鞍馬蘭子により麻酔銃を撃たれた上に追撃により昏倒する。


意識を失い、自らのブービートラップによる火災の中に倒れ落ちるが・・・。


















さらなるネタバレ







黒耳の捕食獣―カラカル―



ビリーに秘められた特異な体質による人格・肉体の変化。

ショートスリーパーかつ即座にノンレム睡眠状態になる体質の持ち主であるビリーは、睡眠もしくは麻酔薬などで意識を失った場合、夜驚症や夢遊病のような状態となり肉体と理性の枷が外れた怪物となる。意味不明の端的な言葉のみを発し、獣のような面貌をし、意思の疎通は不可能であり動きも猫科や猿科の獣を彷彿とさせる。


その残虐性・破壊力は凄まじく過去CIAもしくはアイデアルの任務で刑務所に収監された時は、長期の不眠に耐えられず覚醒。凶悪かつ強靭な囚人数十人を瞬く間に惨殺した。(この時の任務は麻薬組織の幹部との接触であったが、その幹部も含め見境無しに周囲の人間を殺害した。)


その戦闘能力・凶暴さは元のビリーとも比較できず、素手で人間の頭部を千切り、鋼鉄製の防火扉をへし曲げるほどの凄まじい腕力を持ち、痛みも感じず自分の腕の骨が粉々になり表皮から骨が飛び出るまで殴り続けるなど徹底的に敵を痛めつける。

その一方で周囲の機材や果ては骨折して飛び出た自分の骨までも武器にする知能を持ち、さながら別人格・別世界のビリー・クレイグとも言われる。


戦闘中の台詞、後の描写などからこの時のビリーは夢を見ているような状況である。



また、ビリー自身も自身の体質を知っているのか、眠ることを非情に恐れていること、この体質が自身の喪失した過去の記憶・トラウマが原因かもしれないことが描写されている。

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