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概要

警視庁密葬課の一人。

天真の「暴力」として行動を共にしており、警視庁の地下迷宮を用いた賭郎勝負に参加する。

貘と天真の明晰な2人に埋もれているが、登場時に金を守ると言う相手の不利を見抜き、獏の時は失敗に終わるが、斑目貘マルコとの迷宮での遭遇時に有効な策を打つ、分析力と強かさを備えている。

ミオスタチン(筋肉の成長抑制因子)遺伝子の突然変異と高密度に圧縮された生来の筋骨により異常なまでの力と頑強な肉体を持つ。

一見すると中肉中背かそれ以下の体格でありながら体重は100kgを超え、その筋力はマルコの拳の直撃をものともせず、蹴りの一撃で彼を天井まで打ち上げる程。かつて賭郎勝負の立ち会いで伝説的な殺し屋「白龍」を瞬殺し、能輪からは「超人」と評されている。

ラビリンス内にてマルコと遭遇し、騙し討ちに近い形で重傷を負わせる。その後、復活した、マルコとの再戦においてその圧倒的な力でマルコを追い詰めるものの、内なるロデムを乗り越えたマルコに敗れ、重傷を負う。


その後、マルコへの復讐心で重傷の身体を引きずって迷宮を彷徨う(また、前述の異常体質で常時の高カロリー摂取を必要とするため、出血を伴う重症を負った上に携帯食料のチョコバーを食べつくしてから後は、相当の飢餓状態であったことが示唆される)。

天真と合流した際には、天真の指示に従えば勝利できていたにもかかわらず、敗北のショックで精神の均衡を失っていた上、南方の罠を知らされていなかった怒りから天真を殺害し捕食。まさに迷宮で遭遇した者を襲う「ミノタウロス」と化した。最期はMPの提示で自分が負けているのを無視して貘に襲い掛かったため、悪質なルール違反を犯したとして門倉から粛清を受ける。

満身創痍ながら一瞬の隙を突いて拳で門倉の頭部を抉るも、逆に頭を潰されて死亡した。


彼の回想では、その性質を知る母に「選ばれた存在」として過度のプレッシャーを受けていたことが明かされている。本人は学問が好きだったにもかかわらず、勉強道具を捨てられて大量の食事を押し付けられるという、陰惨な虐待が描かれている。


巻末描き下ろしでは、本編の前日譚にあたる密葬課での日常が描かれた。三鷹花の適切な指導の元、才能を開花させて数々の凶悪犯罪者を成敗していた模様。

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