キョンホジョンリョ
きょんほじょんりょ
※サムネは彼の想像図である。
存在自体が都市伝説と化している、無敗を誇る護衛人。韓国より日本へ渡って来た。
ただし異質な事に、その実力を発揮するのは護衛対象が殺された後という特徴があり、殺した者は絶対に生き延びられないという、いわゆる仇討ち専門の仕事人である。
キョンホジョンリョ(경호 종료)とはコードネームであり、その名前は「警護終了」の韓国語読み、即ち『護衛の終わり』を意味する。
常に依頼人の側にいながら狭い密室でも認識されない隠形術、いざ契約執行の条件が発動すれば即座に下手人の肉体を素手で解体する怪力を持ち、片手で掴んだだけで頭部をもぎ取る程度はお手の物である(嘘喰いではよくあることだが)。
殺戮後、契約者殺害の実行犯、あるいは指示者の屍の一部(手首など)を契約者の亡骸に重ねて置けば契約満了。
性格は寡黙かつ冷静なものの、自分の事を世界と同一視しているという奇妙な面があり、自身を『我が世』と称している。
あえて極悪人を護衛する理由は、名を轟かせて絶対の抑止力となり、最終的に一人で『世界中の人間と契約する』すなわち《世界平和》を実現するためと語る破綻者。
容姿は意図的に伏せられており、眼鏡をかけている事のみが明かされている。
作中では依頼人のある人物を伽羅に殺された事で彼と戦い、戦闘後に伽羅共々本編から姿を消してしまった。
………が、後に斑目貘がヴィンセント・ラロとの『卍』勝負を決めた際に、ラロの協力者として招聘されている(それまでずっと伽羅と水面下で攻防戦を繰り広げていた)。
かつては韓国のとある新興宗教の広告塔として活躍するアスリートであったが、家族を殺害されたとある事件(教団の掲げる「無条件の非暴力」という洗脳から脱すれば死ぬことはなかった)を機に教祖を殺害。この頃にラロの組織であるアイデアルと接触し、その後は彼との繋がりを持ちながらも、上記の様に都市伝説に名を連ねる怪人と化した。
卍戦における専属立会人は拾號番代薫。