概要
ピメロドゥス科の最大種にして南米最大の淡水魚。
流線型のフォルムから分かる通り、かなり速い流れの川に生息している。
中でも泥濁りした淵のような環境を好み、南米の淡水に点在する透明度の高い水域には進入しない。
肉食性で、川の中の甲殻類や小魚を捕食するが、木から川に落下した小型哺乳類を捕食した例も知られる。
3メートル程度に成長すると考えられており、非公式記録を含めれば最大記録は4メートルとされる。
幼魚は尾鰭の先端が伸長し、別種のような雰囲気がある。
日本では熱帯魚として知られており、春には毎年手のひらサイズのベビーが輸入される。
飼育下では1メートルほどに成長する魚であり、大きな水槽が必要になるが、非常に丈夫なので飼育自体は容易。
野生化のように水流を好むので、ポンプをセットして強い流れを作ることがポイント。
釣り魚としても知られ、毎年多くの釣り人が南米に赴き、ピライーバ釣りを楽しんでいる。