概要
ピー・チャ・クラ(Phi Cha kla ผีจะกละ)とは、タイ王国で伝承される妖怪「ピー」の一種である、呪術師によって生み出されて使役されるという野良猫の姿をした使い魔。
タイ北部で伝承される餓鬼であるピー・ガッの一種であるとも言われ、普通のものより血なまぐさい肉を好む猫を素体に、術者の目的を達成するための呪術によって生み出されるともいわれている。
タイ南部ではピー・ルアン(Phi Luang ผีล้วง)と呼ばれており、真っ赤な目の影の無い黒猫で、強力な呪物であるこの使い魔を目撃したり接触しただけで死んでしまうと恐れられている。
ある家の者はこの使い魔に出会ったために、次の日に家族全員が変死している状態で発見されたという。