概要
文芸雑誌「ファウスト」に数多く掲載されていた「セカイ系とミステリーと現代ファンタジーを融和させた作品」の総称。
セカイ系作品特有の青春や思春期の心の停滞を怪奇や世界の終わり等の日常から逸脱した出来事と共に書くことにより、自分の存在意義や心の在り方などといった自分探しを拡大させ自己の内面と世界を繋げる、といった構造が特徴となっている。
また「ファウスト」Vol.3では「伝奇作品の流れがここに来て、新たな文学のステージに到達した」という意味で奈須きのこ、原田宇陀児、元長柾木の作品を「新伝綺」としている。
ジャンル名としては「ファウスト」特有のもので、ほかの媒体で使われることは少ない。