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フィガファウ

ふぃがふぁう

フィガファウとは、スマートフォン向けソーシャルゲーム「魔法使いの約束」に登場するフィガロ×ファウストのカップリングの略称である。
目次[非表示]
  • 1 概要
  • 2 メインストーリー
  • 2.1 第5章 箒に乗ってパレードへ
  • 2.1.1 第5話 「不安を笑顔に変えて」
  • 2.2 第8章 魔法使いと合コン
  • 2.2.1 第6話 「繋がる因縁」
  • 2.3 第13章 北の魔法使い
  • 2.3.1 第1話 「北の国の魔法使い」
  • 2.4 第18章 ひとりぼっちで歩いていける
  • 2.4.1 第6話 「夢見た世界」
  • 2.5 第19章 厄災の奇妙な傷
  • 2.5.1 第4話 「溢れる夢」
  • 2.5.2 第5話 「裏切られた栄光」
  • 2.5.3 第6話 「瞳の奥に願う」
  • 3 育成スポットサブエピソード
  • 3.1  「病の沼」
  • 3.1.1  【フィガロの印象(5)】
  • 3.2  「嵐の谷」
  • 3.2.1  【ファウストへの印象(5)】
  • 3.2.2  【スポットの印象(3)】
  • 3.3 「氷の町」
  • 3.3.1  【ホワイトへの印象(6)】
  • 4 育成ストーリー
  • 4.1 キャラクターエピソード -フィガロ
  • 4.1.1  「手強い相手」
  • 4.1.2  「明日は何をしようか?」
  • 4.1.3  「世界に繋がる縁」
  • 4.2 キャラクターエピソード -ファウスト
  • 4.2.1  「師匠と従者」
  • 4.2.2  「放っておけない」
  • 4.2.3  「先生のお仕事」
  • 4.2.4  「お土産をファウストに」
  • 4.2.5  「気の合う二人?」
  • 5 カードエピソード 
  • 5.1 ファウスト
  • 5.1.1 「頼もしい先生」 〜【頼もしい生徒】ファウスト〜
  • 5.2 レノックス
  • 5.2.1 「際どい冗談」 〜【お互い様な関係】レノックス〜
  • 6 カードストーリー
  • 6.1 「夢の理由」 〜【淡黄のひまわりに祈りを】ファウスト〜
  • 6.1.1 第1話
  • 6.1.2 第2話
  • 7 親愛ストーリー
  • 7.1  「迷子の大人」-フィガロ
  • 7.2  「絵画が誘う追憶」-ファウスト
  • 7.2.1  8話
  • 7.3  「星空の下で誓う事」-レノックス
  • 8 イベントストーリー
  • 8.1 『月夜の城のショコラトリー』
  • 8.1.1 第10話
  • 8.2 『青春と花嵐のノスタルジー』
  • 8.2.1 第6話
  • 8.3 『雨宿りのカエルのエチュード〜南の国&北の国〜』
  • 8.3.1 第4話
  • 8.3.2 第5話
  • 8.4 『哀愁のひまわりのエチュード〜東の国&南の国〜』
  • 8.4.1 第4話
  • 8.4.2 第5話
  • 8.4.3 第8話
  • 8.4.4 第10話
  • 9 ログインストーリー
  • 9.1 ハーフアニバーサリー(1)
  • 9.2 思い出香るティーパーティー(3)
  • 10 特別ボイス
  • 11 関連イラスト
  • 「きみに投げられる石からも、
    俺が守ろう、ファウスト。
    そういう時、俺は笑って手を振れるから。」

    概要

    フィガファウとは、「魔法使いの約束」に登場するフィガロ×ファウストのBLカップリングの略称である。それぞれ南の国と東の国の先生役として、若い魔法使い達へ魔法の指導を行っている。



    ※以下、メインストーリー・イベントストーリー・スポットエピソード等のネタバレを含みます。
    ※閲覧は自己責任となりますのでご注意ください。



    プロフィール

    フィガロ (フィガロ・ガルシア(偽名)ファウスト・ラウィーニア
    年齢2000歳近く400歳以上
    身長183cm174cm
    誕生日6月5日1月13日
    魔道具オーブ
    紋章右胸の下左肩後ろ(他の魔法使いより大きい)
    マナエリア北の国の灰色の海深い森の火のそば
    アミュレット 北の海の幻影を閉じ込めたガラスケース キャンドル
    好きなこと/もの自分の部屋・猫
    嫌いなこと/もの計画が狂うこと中央の国
    苦手なこと禁酒弱者
    好きな食べ物鮮魚のカルパッチョガレット
    家族構成不明祖父母・父(子供の頃に死亡)・母・妹
    特技/得意コミニュケーション・社交・思考を支配する魔法・傷ついた心を修復する魔法呪術・呪いをかけること・相手の幸運を操作する魔法
    お互いの呼び方ファウスト・あの子・きみおまえ・フィガロ(フィガロ様)・あなた
    髪の分け目
    服の色主に白主に黒
    性格偽善者偽悪者
    瞳の色緑系紫系
    髪色青系金系
    髪のグラデーション濃→薄薄→濃
    関係元師匠元弟子
    声優 森川智之 伊東健人

    400年前は師匠と弟子として一年ほど一緒に暮らしていた。あるきっかけを境に二人は距離を置いていたが、メインストーリー中に共に賢者の魔法使いとして再会する。フィガロはファウストに変わらず弟子として接するものの、ファウストは賢者や他の魔法使いに聞かれても頑なに師弟関係を認めようとはしない。陰気で無愛想なファウストは、フィガロに対してのみやや風当たりが強くなる場面もしばしば。しかし非常に険悪な仲というわけでもなく、共に筆記試験の問題を作成していたり、生徒自慢で盛り上がってることもあるそう。それを見た賢者は「この二人って案外、気が合うのかも……。」と賢者の書に記している(賢者の書「ファウスト(p.2)」より)。
    なお、二人の立ち絵を色反転するとまるで示し合わせたように互いの色を纏うようになる。フィガロの髪色はファウストの髪色に、ファウストの瞳の色はフィガロの瞳の色に。服や髪のグラデーションまで互いのものになるのである。信じられない人は一度試してみるといい。


    メインストーリー

    第5章 箒に乗ってパレードへ

    第5話 「不安を笑顔に変えて」

    賢者と賢者の魔法使い達を歓迎する為に行われるパレードに参加する為、中央の国へ向かう魔法使い達。その道中、ファウストは、魔法使いは『大いなる厄災』から人間達を守る英雄にも、世界が滅びる原因の一つとして石を投げられる悪役にもなりうると指摘する。どよめく一行を宥めるルチルを「甘い。」と一刀両断するファウスト。「大衆が暴徒になって、(中略)おまえの弟を踏み潰そうとしたら?」「おまえはどうするんだ」と詰め寄るファウストに対して、真っ先に答えたのはフィガロだった。「俺が守るよ。」「きみに投げられる石からも、俺が守ろう、ファウスト。」

    第8章 魔法使いと合コン

    第6話 「繋がる因縁」

    アーサーの提案の元、賢者の魔法使い達同士の親睦を深めるために合コンが開かれた。この場にいない北の魔法使いとオズはいないものの、順調に自己紹介が終わっていく。しかし、シノとミチルの些細な言い合いから空気は激変。感情が高ぶったミチルの、東や北のような魔法使いがいるから魔法使い全員が嫌われるんだという言葉に誰よりも早く反応したのはファウストだった。
    「なら、南の国の魔法使いは無抵抗で焼かれると言うんだな。」「そういう教育をしているわけだ、フィガロ。」
    「それは誤解だよ、ファウスト。」とフィガロは返すが、魔法使いと人間は助け合っていったほうがいいとフィガロ先生が言っていた、というミチルの言葉に遮られてしまう。「言ったね。たしかに言った。」とフィガロはミチルに答えるが、それが逆にファウストの神経を逆撫でしてしまう。
    「いい加減な男……。おまえは昔から変わらないな。」 「待ってくれよ、ファウスト……。」

    第13章 北の魔法使い

    第1話 「北の国の魔法使い」

    中央の国、グランヴェル城に魔法使い達が招待されてる最中、突然明かりが消え猛吹雪が起こる。人間達が動揺、しかし魔法使い達は"北の魔法使い達の仕業"だとすぐに察しがついた。その時、北の魔法使い達を止めるべく、カインは「ファウストを呼んでくるか?呼んでも、ミスラに加勢しちまうかな」と提案するが、それに対しフィガロは「いや、あの子、根は真面目だから、一般人を巻き込んだりしないとは……。」と発言している。
    分かりやすいマウントである。

    ちなみに余談だが、北の魔法使い達は中央の国を襲ったのでは無く、オズに脅されて五人集結しパーティーに参加したとか。

    第18章 ひとりぼっちで歩いていける

    第6話 「夢見た世界」

    魔法舎を出て行きそうなファウストへ、「呪い」という言葉を使ってファウストを魔法舎に留めようとするフィガロ。「気が遠くなるような長い時間、ひとりでいても傷が癒せないなら、きみには誰かが必要なんだよ」「俺が知ってるきみは清純で高潔な英雄だった。きみの影にキスした人々を知ってるよ。だけど、今のきみは呪い屋だって?」「きみを呪うんだよ、ファウスト。」「きみはあの子を放っておけないよ。」「きみがいなくちゃ。」
    「……っ、卑怯者……!」と返すファウストへ、突然フィガロは「俺はたぶん、近いうちに死ぬんだ。」と告げる。それは、師匠筋である双子にも、兄弟弟子であるオズにも、賢者にすら言っていないことだった。あと50年か、5年か、来年か…。「自分がもう長くないと知ってから、きみとアレクが夢見た世界のことを、ようやく、初めて、真剣に考えたんだ。」「人と魔法使いが、平和に暮らす世界……。その世界を子供たちに遺して逝きたい。そのために、きみの力が必要だ。」
    長い沈黙の後「僕は信じない」と言うファウストに、再びフィガロは「これもまあ、呪いのようなものだ」と返す。黙ってしまったファウストにおやすみと告げ、場面は別の魔法使い達へと変わる。

    第19章 厄災の奇妙な傷

    第4話 「溢れる夢」

    ファウストの部屋の外にまで、実体のない炎が溢れ出ていることに気づいた賢者とレノックス。そこへ偶然にもフィガロが声をかける。賢者が何か言うよりも先に異変に気づいたフィガロが駆け寄り、ドアを開けると、そこにはファウストが今見ている夢が幻となって現れていた。
    息を潜める賢者とレノックスに、フィガロは「出よう。目が覚める前に。」と促し部屋を出る。そのまま中庭に出たレノックスは、今見たものがファウストの奇妙な傷なのだろうかとこぼし、それに対して「あの子が最も嫌がりそうな症状だよ。」とフィガロは返す。フィガロ曰く、あの幻は過去に起きた出来事だけではなく、「普通の願望夢も混じっていた」と言う。

    第5話 「裏切られた栄光」

    フィガロはかつて二人の間に起きた出来事を語る。当時行われていた革命軍から、自分は勝利を目前にして「戦線離脱した」のだと。「そのせいでファウストに恨まれてる。臆病風に吹かれたからじゃないよ。」
    そしてフィガロは、ファウストが自身の奇妙な傷を知ったら魔法舎から出ていくだろうとも言った。「黙っていれば、夢の中のことだ。彼は気づかないかもしれないけど……。」フィガロは、いずれにせよ判断は賢者に任せると話す。俺は伝えて差し上げてほしい、というレノックスの言葉もあり、賢者は一晩考え、ファウストに告げるという選択肢を選んだ。

    第6話 「瞳の奥に願う」

    賢者の真摯な思いを受け止めたファウストは、魔法舎に残ることを決めた。しかし、その夢が外に出るのを防ぐ媒介を探す為に、しばらく東の国へ戻ることに。それにお供させてくれと声を上げたのはレノックスだった。今度こそ地の果てまで付き合うと言うレノックスに対して、ファウストは「生徒を捨てて逃げたりしないよ。フィガロじゃあるまいし。」とその場にいないフィガロへの皮肉を込めて返す。「フィガロ様も心配していましたよ。」「どうだかな。」


    育成スポットサブエピソード

    「病の沼」

    【フィガロの印象(5)】

    賢者がファウストに対し「ファウストはフィガロのこと、どう思っていますか?」と聞くと、ファウストは「別にどうとも。」と素っ気ない返答。賢者は「無理に話さなくていい」と話すとファウストは「そういうわけじゃない。あいつは口先だけのいい加減な男だ。おまえも見せかけ振る舞いに騙されるな。僕のように馬鹿を見たく無ければな。」と答えた。
    ファウストは現在呪い屋をやっており、賢者は何故フィガロを呪わなかったのか?と質問すると
    「どうせ跳ね返される。悔しいが、あの男の魔力には適わない。呪いは跳ね返されると魔力が倍になるからな。」「…いい思い出は、ひとつもないですか?」この賢者の問いに対し、怒りの表情だったファウストの表情は、一瞬だけ考えるような、寂しそうなモーションになる。
    「……………。治療の魔法はフィガロに教わった。あの男が姿を消してからは、僕が仲間を癒した。
    ……そのくらいだな。」

    「嵐の谷」

    【ファウストへの印象(5)】

    「フィガロとファウストは、昔から面識があったんですよね。ファウストのこと、どう思っていますか?」という賢者の質問に対し、フィガロは「うーん、この話長くなるけど全部聞いてくれる?ひと晩くらいかかるから飲みながら話そうよ。」と話す。賢者は今回はさわりだけで…という事でいくつかの選択肢に分け、フィガロに質問をする。

    • 会えてない間のこと。
    「革命軍を離れてからしばらくの間は、ファウストのことも、中央の国のことも、わざと耳に入れないようにしていたころはある。」
    「俺がいないままのファウストや革命軍の栄光の物語なんて知りたくなかったんだよ」
    「それでも、呪い屋になったって噂を聞いて心配したよ。きっとうらびれた汚いところで暮らしてるんだと思ってたんだ。汚い髪で、汚い服を纏って、ケケケケケ……って笑ってる所を想像して、すごく絶望して悲しんでいたのに。」
    「再会してみたら、あれだろ?」
    「隠れ家に来てみれば、これだろ?」
    「全然、元のままじゃないか!って思った。すごく嬉しかったよ。」

    • 再会した時のこと。
    「もうその話するの?まあ、いいよ。昔より今のファウストの方が、退屈しないなってところはあるかもね。退屈しないなってところがありつつ、昔のファウストも気に入ってたから戻って欲しい気持ちがあるけど……。」「単純に戻って欲しいってよりは、らしくないことやめたら?って感じかな。きみから見てもわかるだろ?」それに対し賢者も「そう…ですね、どうしても悪い人に見えない」と答えると、
    「そうなんだよね。人を呪って喜ぶタイプじゃないんだもん。無理してるなって思っちゃうよ。」

    • 初めて会ったときのこと。
    「ファウストの名前は噂で聞いてたんだよね。革命家なんて、どんな粋がったやつが教えを請いに来たんだと思ったら……。」
    「素直だし、真面目だし、若くて見た目もいいし、そこそこ強いし、時代をときめく有名人だし。あっ、いいな。って思って。」
    「世界を良くするために魔法を教えてくださいなんて言われたのは初めてだったからね。嬉しくて、浮かれてオズに報告しに行っちゃった。」
    それを聞いた賢者は「フィガロなりに、大切にしていたお弟子さんだったんですね…。」と答えると、フィガロは「そりゃそうさ、弟子にしたのも、二つ返事でってわけじゃない。「俺の修行に耐えられるかな」って感じでね。」
    「レノと二人で俺の家に訪ねて来たから、あの子だけ一年近く預かって、結構厳しくやったんだよ。それでも、ちゃんとついて来たからさ。意外と根性あるところも気に入ったし、志も高くて綺麗で可愛げもあって……。」これが天命だったのかなって思いながら本腰入れてしばらく修行を続けて、いざ軍に合流したら、俺はお客さんだった。ありがとうございます。またいらしてくださいね。って言われる前に家に帰ったんだよ。」

    フィガロは2000年という想像を絶する長い世を生きてきたのに対し、たった1年。ファウストと過ごした日々を事細かに記憶しているということは、それ程ファウストと共に過ごした時が鮮やかで、美しいものだったということが見てとれる。

    【スポットの印象(3)】

    「ここがファウストの優しい土地でよかったな。精霊が多いけど、あの子が気に入られてるのがわかるよ。」「あの子は元から真面目で優しかったし、コツコツと努力ができるタイプだったから、東の精霊からも受け入れられたんだろうね。」「いいなって思うよ。この谷と、この谷で暮らしてるファウストのことをさ。」賢者はフィガロの言葉に引っかかり「いいなって、羨ましいということですか?」と聞くと「そうだね。俺絶対にさみしいもん。こんなところ、ひとりで耐えられないよ。なのに、あの子はこの谷の孤独に耐えて、むしろ癒されていたんだ。」「ここにひとりでいるファウストって、そこまで不幸じゃない感じがするだろ?そういう感じが、いいなあって。自分に合った療養所みたいだよね。」

    「氷の町」

    【ホワイトへの印象(6)】

    ホワイトのことについて問われたフィガロは「愚かなひとだなと思っているよ。」と答える。自由になりたがった相手を、おまえを殺して俺も死ぬだなんて言ってしまうのだからと。ここで賢者の選択肢が表示されるが、「でも……。」を選択するとフィガロは「俺だってやったことないんだからね。」と続ける。「可愛い弟子が、すぐに自分の元から飛び立とうとする子だったとしても、行ってらっしゃいって言ったさ。」「そこは魔法を使っちゃいけないところだろう。親密な相手なら尚更。魔法を使った途端、何もかも偽物になっちゃうじゃない。
    それだけは自分の矜恃としてあるのだと語るフィガロ。だからホワイトも愚かだし、手加減できずに殺すまでやってしまったスノウも愚かだと彼は言う。「俺はああはなりたくないね。力でも、魔法でもなく、心で誰かとつながり合いたい。」賢者がそれは所謂南の魔法使いらしく?と聞くと、フィガロは肯定した。
    「誰かの望みが俺の望みになって、俺の望みが誰かの望みになることを、手に入れたいと思っているんだよ。」「石になるまでにね。」

    ……お気づきだろうか?彼が自分の死期を悟り、初めて真剣に考えたことは、元弟子が夢見た世界なのである。その世界を、子供達に遺して逝きたいと彼は言っている(メインストーリー第18章 第6話より)。

    育成ストーリー

    キャラクターエピソード -フィガロ

    「手強い相手」

    「あれ、フィガロ。ファウストの部屋の前でどうしたんですか?」
    『やあ、賢者様。珍しく廊下で鉢合わせたから、話でもしないかって声をかけたんだけどさ。』
    「部屋に入れてもらえなかったんですね…」
    『なかなか手強いねえ。どうしたら、ファウストとゆっくり話が出来ると思う?』
    というフィガロの質問に対して、賢者は三つの選択肢で提案を掛ける。

    • 正面から頼んでみる
    『なるほど……。廊下からずっと話しかけてたら、鬱陶しがってドアを開けてくれるかな?』

    • こっそり忍び込む
    『本当?怒られないかな。機嫌を損ねると長引きそうだよ。』

    • 今はやめておく
    『機を待てってこと?俺も本来、気は長い方だけどさ。今はちょっと時間がないかなあ。』
    粘るフィガロに賢者は「何か用事があったのか」と聞くと、『どうだろう。話がしたいのは、俺のためであり、彼のためでもある。用があるといえばあるし、ないといえばない。』
    その返答に賢者は、「なんだかムルみたいなことを言うな…」と話す。
    すると、そのやり取りを聞いていたファウストが部屋から顔を出した。
    「何が僕のためだ……。お互い用事なんてあるわけがないだろ。」『やあ、出て来てくれると思った。嬉しいよファウスト。』「文句が言いたかっただけだ!人の部屋の前でブツブツうるさ……、……っ、おい!靴先をドアに挟むな!
    このやりとりに賢者は(押し売り訪問販売員みたいな手口だな……)と思っている。

    「明日は何をしようか?」

    「誰かを部屋に呼んだりしますか?」という賢者の質問に『誰か部屋に居てくれると楽しいね。ルチルとミチルはよく遊びに来るし、レノもお茶に呼べば来てくれる。スノウ様とホワイト様は、たまに呼んでないのにやって来るよ。逆に、ファウストには振られっぱなしだな。

    「世界に繋がる縁」

    顔が広く、社交的なフィガロは世界中に知り合いがいるという。何かと頼み事をされる事が多かったみたいだが、それは内容による。と話していた。『楽しそうなら乗るよ。ファウストやレノックスも、そんな流れで出会ったしね。』
    『人と魔法使いが共存するべきだと、考え始めてからは積極的に手を貸しているつもりだ。』


    キャラクターエピソード -ファウスト

    「師匠と従者」

    「レノックスはファウストがかつて英雄だった時の従者だったんですよね。」と賢者の質問にファウストは人違い。と突っぱねる。しかし賢者はレノックスが言うには…と話すと「………。……くそ。彼を嘘つきにするわけにはいかないじゃないか。ああ、その通りだよ。」と素直に答えた。しかし「レノックスが従者で、フィガロが師匠だったんですよね。」と聞くと先程とは打って変わり「は?違うけど、あいつはそんなことを吹聴しているのか?そればかりは本当の本当に違う。」と否定する。

    • そうなんですね。
    「……多少、師事してもらったことはある。だが、あいつは勝手に居なくなった。そんな無責任な師がいるものか。」

    • そうなんですか?
    「あいつの言うことに騙されるな。今だって無名の魔法使いの振りをしているだろう。人を騙して、馬鹿にするのが好きなんだよ。」
    昔はレノックスとフィガロと3人で遊んだことはあるか?という質問に対し、「遊ぶ余裕がある時代ではなかった。…だが、まあ慕っていた偉大な魔法使いと、信頼する部下といる時は心安らかだったよ。」
    「もう二度と戻りはしないがな。」
    その時、ファウストの表情は寂しげだった。

    「放っておけない」

    廊下でうずくまっているファウストを見つける賢者、すぐさま声をかける。
    「……大丈夫だ。心配かけたな。」
    案の定、ファウストの顔は真っ青で見るからに大丈夫な様子では無かった。賢者はフィガロに診てもらおうと提案するが、「少し目眩がしただけだ、僕のことは放っておいてくれ。」と話した。

    「先生のお仕事」

    『やっぱりこういう引っかけ問題も入れておかないと。』
    「相変わらず底意地が悪いな。」
    談話室でフィガロとファウストが会話しているのを賢者か何をしているのか?と聞くと、フィガロが筆記試験の問題を作成していると話す。
    魔法の訓練なのに筆記試験もあるのか、と賢者が答えるとファウストは
    「魔法の訓練はただ体を動かせばいいというものでも無いからな。」
    『今回は中々難題揃いだよ。でも、ミチルはどんな問題を出しても、毎回満点だけどね。やっぱり優秀な先生に似るのかな?』とフィガロが言うと「へえ、おまえには勿体ない生徒だな。」とファウスト。
    『何?羨ましいの?うちは優しくて努力家な子たちが多いからな〜。』
    「僕だって十分生徒には恵まれている。優しく、勤勉な子達だ。」
    『あはは、きみの愛弟子たちに聞かせてやりたいね。』
    「……うるさいな。」
    そのやり取りを見た賢者は(この二人って案外、気があうのかも……)と思ったという。

    「お土産をファウストに」

    「誰かを部屋に呼んだりしますか?」という賢者の質問に「呼ばないよ。自分の部屋に誰か来るのは嫌いだ。引きこもりだからな。双子やフィガロが勝手に入ってきて迷惑することがある。最近はシノもだ。きみからやめるように伝えてくれ。」

    「気の合う二人?」

    ファウストとオズが一緒に居るところを見た賢者、その二人の組み合わせは珍しい。何をしているのか?と聞くと「東の国の授業のための資料作りをオズに手伝ってもらっていた。世界を支配した北の魔法使いに、頼み事をするのは気が引けたが、他の先生連中より、まだ生徒思いで誠実だ。」とファウストは答える。
    それに対し賢者は、意外だが双子やシャイロック、フィガロは自由そうだと話す。
    「ああ。僕も意外だったが、助かっている。なあ、オズ。」
    『……フィガロにはアーサーが幼い頃に、何かと世話になったからな。借りを返しているだけだ。』「……?何の話だ?」
    『フィガロはおまえが初めての弟子だと。』
    「は?僕はフィガロの弟子じゃない。あいつへの借りを返すために僕に手を貸していたのか?」
    フィガロの名を聞いた途端、ファウストは怒りを露わにする。
    『…………。フィガロはおまえが初めての弟子だと……。』
    「違う。そういう理由ならオズの手助けは受けない。あいつと僕は無関係なんだ。」


    カードエピソード 

    ファウスト

    「頼もしい先生」 〜【頼もしい生徒】ファウスト〜

    魔法舎に来たばかりのファウストは、頑なに自分のことを先生とは認めようとはしない。そんな時、賢者とファウストは魔法舎の廊下に何やらテスト用紙のようなものが落ちていることに気がついた。どうやら座学試験問題用紙らしい。それを拾ったファウストは「フィガロの文字じゃないか。」と呟く。「まったくあいつはしょうもな……。」

    筆跡だけで相手を判断できるほどの、隠しきれない二人の信頼関係が垣間見える一瞬である。

    レノックス

    「際どい冗談」 〜【お互い様な関係】レノックス〜

    レノックスの部屋に来た賢者は、レノックスが冗談も言う人物だったことに驚く。昔はそうでもなかったらしいが、南の国に滞在するようになったことが、冗談を言えるようになった理由だと彼は言う。フィガロと交流が深まったことも、その理由の一つかもしれないとも。
    あの人の冗談は際どい、と言うレノックスに、どんな冗談を言われたのかと賢者は問いかけた。彼曰く、ある夜に、ずっと探していたファウストが家を訪ねてきたそう。驚いて外に出てみると、家の外にファウストがたくさんいて、「メエメエ」と口を揃えて言っていた……。
    なんてことはない、フィガロがレノックスの羊をファウストに変身させたのである。それに気づいたレノックスは、フィガロの診療所の扉を蹴破る勢いで文句を言いに行ったと言う。

    カードストーリー

    「夢の理由」 〜【淡黄のひまわりに祈りを】ファウスト〜

    第1話

    ファウストが最近部屋から全然出てきてくれない、とヒースクリフとシノから相談を受けた賢者。二人が言うには、訓練や授業もそうだが、食事もあまりとっていないらしい。食堂で心配そうに話す彼らのもとへ「きみたちはみんな、優しいなあ。」と突然現れたのはフィガロだった。何か知っているのか、と問う賢者に、フィガロは「いいや。けど理由なんて案外何気ないことかもしれないよ、と思って。例えば、食事が口に合わないとかさ。」と続ける。その言葉に反応したのはネロだ。例えばの話であっても、このままでは自分の料理の評判に関わると危惧したネロは、賢者にファウストを連れてきてほしいと頼む。了承する賢者を黙って見ていたフィガロは、「それじゃあ賢者様、俺と一緒にファウストを呼びに行こうか。」と提案するのであった。

    第2話

    ファウストの部屋の前で賢者が声をかけても、何の反応もない。留守かと言う賢者に、フィガロは「いや、部屋の中にはいるみたいだけど、困った子だね。」と言って否定する。
    そして何の脈絡もなく、フィガロはこの場で賢者の診察を始めると言い出した。驚く賢者へ顔色が悪いと指摘するフィガロ。そのまま本当に診察を始めていくフィガロに、賢者はこのままではファウストの邪魔になるのではと伝えるものの、簡単にかわされてしまう。賢者は最近怖い夢をよく見ること、それで眠るのが怖いということを正直に話すと、フィガロ曰く、少し疲れているのかもしれないとのことだった。そしてフィガロは続ける。「──ねえ、余計な記憶を全部消してあげようか。」元いた世界の記憶を消してしまえば、寂しくなったり思い悩むこともないとフィガロは言う。賢者が慌てて弁明しようとすると、突然部屋のドアが開き、フィガロの頭に直撃した。ファウストがドアを開けたのである。「
    ひとの部屋の前でうるさい。いつまで居座るつもりだ。」
    「あはは、こうしたらきみが出てくるかなと思ってさ。」「けど、ドアをぶつけるのはひどくない?結構痛かったよ。」
    「ふん。僕がドアを開けた先に、たまたまおまえの頭があっただけだろう。」
    置いてきぼりになってしまった賢者に、フィガロは今のは冗談だと説明する。ファウストは騙されやすすぎないか、と心配するも、無事に賢者からの言伝を受け取る。これにて一件落着、「うまくいってよかったね、賢者様。」とフィガロは話しかけるが、賢者はすっかりフィガロを怖がってしまうのであった。
    「えっ、賢者様。(中略)さっきのは冗談だって言ったよね。」
    「……自業自得だろ。」


    親愛ストーリー

    「迷子の大人」-フィガロ

    • 6話

    「……フィガロについて?何故、僕に聞くんだ。知らないよ。」
    「フィガロは最悪の魔法使いだ。いい加減で、軽薄な、嘘つき。優しいふりして、人の心がわからない。」
    「ふん……。ある意味、僕の理想だ。見習いたいくらいだよ。」

    • 10話
    中央の国の大市へ向かった南の魔法使い達。そこはどこもかしこも人で賑わっていた。フィガロは、慣れてないと人混みはつらいだろう、今日はこのくらいにして箒に乗って帰ろう。と提案するが、ルチルは せっかく来たのに、ミチルも楽しみにしていた…と溢す。それに対しフィガロは「じゃあ、ここで待ってて。休めそうな場所を探してくるよ。レノ、二人と賢者様をよろしく。」一人で人混みへと向かうフィガロ。「気をつけて」賢者はそう言わずにはいられなかった。北生まれの大魔法使い、怖いものなんて無いような、頼りがいのある背中を見つめながらフィガロの古い知り合い達の言葉が頭を過っていく。
    オズ「世界を彷徨いながら、長い間、探し続けているのかも知れない。…足を降ろして留まれる枝を。留まり方を知らないまま。」
    ファウスト「昔は信頼していた。……だけどあの時からいつも、どこかに行ってしまいそうな人だった。
    スノウ・ホワイト「掴み所のない子じゃ。寂しがり屋のくせにの。愛した場所が、いつ一瞬で押し流されて、消えてもいいようにしか、何かを愛せん男じゃ。立ち去ることばかり得意で、執着出来んのじゃ。」

    フィガロにとっての留まり木は、もしかするとファウストなのかも知れない。愛に飢えながら愛に臆病なフィガロは寄り添うことに怯え、離れてしまう。一度壊れてしまった関係は、元には戻らないのだろうか

    「絵画が誘う追憶」-ファウスト

    8話

    ファウストの過去について、賢者が話を聞いているとファウストを裏切ったアレクの話題になってしまう。幼馴染だった彼は自分を魔法使いだと知っても言いふらさず、"人間と魔法使いは協力すべきだ"と村の連中に言い回っていたと、その時代は自身が魔法使いだと隠す必要がなく、その時が最も幸福だったかも知れない。とそう言ったきりファウストは黙り込んでしまう。賢者は話題を変えようと、口を開いた。
    「フィガロとも親しいですよね。彼とはどこで知り合ったんですか?」
    その話題を出した直後、ファウストはじろりと賢者を睨み見た。
    別に親しくない。

    • 9話
    「アレ……僕の幼馴染の軍を動かしている時、強い魔法使いがいると聞いて、協力者を求めたんだ。」
    「僕はほとんど独学だったから、僕を指導する古い知識を持った人物も欲しかった。たまたまあの男が合致しただけだよ。」
    「じゃあ、ファウストの方から、フィガロに会いに行ったんですか?」
    「悪いか?」
    立派な方に見えたんだよ。 当時は伝説だったオズとも面識があると聞いていたし、フィガロ様は知識も豊富で教え方もうまかった。
    苛立った早口でファウストが告げる。ファウスト自身は気づいていなかったが、ファウストはファウストの事を「フィガロ様」と呼んでいた。自分で気づいていない。ということは師弟時代フィガロ様と呼び慕っていた事がわかる。
    「僕も当初は尊敬していた。いい加減で、軽薄な、女好きと知ったのは、僕が火炙りになって、引きこもった後だ。」
    それに対しフィガロは心配していた。と賢者は言うと
    心配なら、僕を探して、会いに来れば良かった。あいつはそうしなかった。それが答えだ。口が上手いだけだ。調子が良いんだよ。」
    「フィガロは少し、面倒臭がりなところがあるから……。」
    「あはは。アレクに燃やされた後の僕なんて、面倒臭さの塊だったろうしな。」
    「じ、自嘲しないで。そうじゃなくて、どうすればいいかわからずに距離をおいてしまっただけなのかも知れませんよ。」
    「ファウストが、アレクさんの絵にしたように。」
    その言葉にファウストは口を曲げ、賢者と話す前よりも幾分気軽になった困惑をアレクの絵に向けた。


    「星空の下で誓う事」-レノックス

    • 2話

    「うるさい。放っておいてくれ。」
    『ファウスト様。今のはファウスト様が悪いですよ。』
    「は?」
    『いい加減なところはありますが、フィガロ様はファウスト様を気にかけてくださってるのですから。』
    「ふん。頼んでないよ。」
    『そんなミチルみたいなことを……。』
    「あんな子供と一緒にするな!………。そ……、そんなに大人気なかったか……?」
    『俺はそうは思いませんが、そう誤解する人もいるでしょうね。もったいないですよ。貴方は聡明な方なのに。』
    「………。わかった。後でもう一度話し合おう。」
    『ええ、ぜひ。ありがとうございます。』

    一体フィガロと何の会話していたのか、ここでは明かされていない。


    イベントストーリー

    『月夜の城のショコラトリー』

    期間2/13〜2/21

    • あらすじ
    感謝の気持ちを込めて。ハッピー・バレンタイン!魔法使いたちのバレンタインパーティーは少し不思議で個性的。賑やかな宴の後には、甘い香りが満ちる月夜の城で大人だけの秘密の時間が始まる。
    さあ、たっぷりと召し上がれ?

    第10話

    『ほら、食べてごらん。』
    フィガロはチョコレートを差し出す(分かりやすく言えばあーん)ようなカードスチルでファウストに声を掛ける。
    「…なんだ、これ」
    『チョコレートだよ。甘いか、苦いかは、食べて試してみて。』
    「いらないよ。向こうに行け。」
    そのやり取りをみてミチルはファウストに疑問をぶつける。
    「どうして、フィガロ先生に冷たくするんですか?」
    「…………。」ファウストは気まずそうに押し黙った。すると代わりにシノがミチルの質問に答える。
    「ファウストはいつも冷たいぞ。たまにだけ優しい。」
    「うるさい」とファウスト。
    『昔、俺によく似た人が、ファウストによく似た人に、ひどいことをしたんだよ。』
    『そんなつもりはなかったけれど、失望させて、傷つけちゃったんだ。』
    「……………。」フィガロの言葉にファウストは悲しげな表情でそれを聞いていた。
    「そうなんですか……。……でも、だからって、フィガロ先生のこと嫌うことないのに。」とミチル。
    ……嫌ってないよ。
    『嘘お。』ファウストの言葉にフィガロは笑って誤魔化した。
    その表情にファウストは怒りの表情で訂正する。
    「……ああ、嘘だよ。やっぱり大嫌いだ。」
    それを言い放つとファウストは、フィガロの目の前を後にしようとする。
    『ええ!?待ってよ!』
    やり取りをみたシノは、ファウストに「大人げないぞ。チョコくらい貰っておけよ。」と持ち掛ける。
    大切な生徒の言葉を無碍には出来ない。とファウストはその提案を受け入れた。
    「……わかった。」
    『当ててみて。どんな味だと思う?』
    おまえがよこすものは、昔から、どうせ苦いよ。

    『青春と花嵐のノスタルジー』

    期間4/3〜4/11

    • あらすじ
    ――お会いできて光栄です。転校生様
    進学校、芸術校、不良校の3校を合併し無理やり創立させた「私立フォルモーント学園」に入学したあなた。
    めちゃくちゃな学園で個性豊かな生徒たちとハッピーな青春を始めませんか?

    第6話

    図書館にこもってしまったファウストを呼び出そうとするアーサー、ルチル、ミスラ、賢者であったが、何の反応も示してくれない。そんな時、アーサーは保険医であるフィガロを呼ぼうと提案する。「社交的で、各校の情勢にもお詳しい方です。ファウスト先輩とは面識があるから、何かあったら呼ぶようにと、以前先生に……。」そこまで言った途端、今まで何の反応もなかったファウストが「よせ。」と扉越しに告げる。「あの男には、僕の居場所を知らせるな。」

    一体何故過去にフィガロと面識があったのか?居場所を知られたくないほどの何かがあったのか?聞きたいことは山ほどあるが、このイベントではこれ以上言及はされない。

    『雨宿りのカエルのエチュード〜南の国&北の国〜』

    期間6/18〜6/26

    • あらすじ
    南と北の魔法使いが任務で向かったのは、雨が止まない不思議な村。レノックスはそこで昔、旅の途中で出会った魔法使いのことを思い出す。
    雨に流されるように失っていくもの。失われたものたち。
    今夜、ようやく長い雨は終わる。

    第4話

    ミスラの転移魔法で任務地へと向かった南&北の魔法使い達。到着早々ブラッドリーとミチルは一足先を進んでいた。ルチル兄弟を守ると約束してしまったミスラは信用出来ない、とルチルを引っ張って二人の後を追いかける。それを追う2人を見つめながらレノックスは心配そうに「大丈夫でしょうか……」と溢す。それに対しフィガロは『平気だよ。ミスラは魔力を失いたくないんだ。完璧にあの兄弟を守るさ。』
    『オズに次ぐ魔力の持ち主が、あの子たちの守護者をやっているんだ、俺たちもお役御免だね。』
    フィガロの突き放したのか、自虐なのか測りかねる発言に賢者は驚く。しかしフィガロは気軽な笑顔を浮かべレノックスの背を叩いて歩き出した。
    『気楽に行こうよ。』

    第5話

    「……フィガロ様は、諦めが早いですね。」
    レノックスの言葉にフィガロは苛立った様に答える。
    『諦め?何を?何も諦めてなんか無いよ。切り替えが早いって言ってくれる?』
    「なら、切り替えが。」
    執着したって甲斐がないよ。全部、雨粒のようなものさ。留まらずに、形を変えて、どこかに消える。』
    束の間、手のひらに触れれば、愛着も湧くし、感慨深くもなるけど、その時だけの話だ。ただ、それだけさ。』
    レノックスは苛立った皮肉げな笑みにも苦笑にも見えるように笑った。
    「俺は執念深いたちなので。」
    『ああ、そうだったね。』
    「あなたが羨ましいです。」
    その言葉にフィガロは不愉快を剥き出しにした。しかししつこい勧誘を煙たがるような気軽くもあった。それを見たレノックスは肩を竦めて息を吐き出す。
    「心配なので様子を見てきます。俺の出る幕はないかもしれませんが二人とも張り切っていたので。楽しい思い出にしてやりたいです」
    『そうだね』
    フィガロのあっさりとした承諾にレノックスも応じ何事もなかった事のような振る舞いに賢者は困惑した。レノックスに付いていきながらあれはケンカなんですか?と質問をかけた。
    「ケンカなんてしませんよ。フィガロ先生は偉大な魔法使いですし、俺は一介の平凡な魔法使いですから……。」
    「……………フィガロ先生は、諦めが早いところがあって………。あ………切り替えか。」
    手を離されそうになる前に、手を離してしまうんです。ファウスト様の時も、多分そうです。」
    戦線を離脱したきっかけの話です。弟子にして、可愛がって、志を叶えてやろうと思っていたら……。」
    ファウスト様がアレクアレクでアレク様と革命に夢中で、なんだか興が冷めてしまったと……。
    それに賢者はファウストは知っているのか?と問う
    「知りませんよ。俺も再会して、初めて聞きました。なんだそれ、と最初は腹が立ちましたが………。」
    「フィガロ様を知っていくうちに、不器用な冗談だったんだと思いました。」
    「ですが、もっと知っていくうちに、隠された本音の欠片なのかもしれないと思うようにもなりました。」
    「真偽はわかりません。……あんな可愛がっていた二人のことも雨粒程度だなんて。」
    「虚勢であれ、本心であれ、長く生きすぎた魔法使いが見る世界はなんだか、音のない砂絵ようですよ。」
    「甲斐がない、か………。生き甲斐ばっかりは仕様がないな。失えば、ずっと、置いてけぼりですから」

    『哀愁のひまわりのエチュード〜東の国&南の国〜』

    期間7/23〜7/31

    • あらすじ
    人嫌いで、ひとりを好む東の魔法使いたち。
    彼らが南の魔法使いとともに訪れた最初の任務。
    それは嘆き悲しみ、人間を呪い、呪詛に飲み込まれた悲劇の魔女。ひまわり畑の人食い魔女”ビアンカ”の伝説と、置き去りにしてしまった過去が眠る場所だった

    第4話

    ランズベルグ領で問題になっている人食い魔女ビアンカの噂。その正体は、かつてレノックス達と共に戦った同志であった。彼女は家族思いの優しい魔女だったが、人間から受けた仕打ちを許せずに憎み、呪い、自らの呪詛に飲み込まれてしまったのである。その話を聞いたシノがそんなことがあるのかとファウストに尋ねたが、答えたのはフィガロだった。東と南の若い魔法使い達に簡単に説明を終えた彼は、自分を失って呪詛に飲み込まれることに「まあ、そのへんは良かれ悪しかれだけど。」と付け足す。「自分を失った方が楽な時もある。絶望の中でも、自分を律せることが、幸福とは限らないよ。」そう言って彼はファウストを盗み見るのであった。

    第5話

    東と南の魔法使いが、共にランズベルグ領の異変に取りかかることが決まったその日の晩。水を飲みに来たファウストは、キッチンでネロと遭遇する。初めて顔合わせした時よりも少しずつネロとの距離が縮まっていくファウスト。互いに突っ込んだ話は今まであまりなかった二人だが、ビアンカと自身の関係についてファウストは「古い知り合いだ。」と話す。何かあった時は子供たちを頼みたいこと。もし自分が呪いに取り込まれた時は、子供たちも連れて逃げてほしいということも。「フィガロが僕を石にするはずだ。」
    ネロと別れたファウストを部屋の前で待っていたのはフィガロだった。おまえと話す気はないと突き放すファウストだったが、フィガロは魔法でファウストの部屋の扉を消してしまう。慌てるファウストをよそに、フィガロは「頼ってもいいんだよ。きみにはつらい案件だろう。」と語りかける。
    ファウストは「僕は記憶力がいいんでね。昔、おまえを頼った結果、どうなったのか覚えてるんだよ。」と返すものの、「見捨てたりしないよ。」という端的で真剣なフィガロの一言に押し黙ってしまう。
    「きみには幸福と勝利が約束されているんだと思ったんだ。だったら、俺は必要ないだろうって。」「きみがあんな目に遭うと知ってたら、決して、離れたりしなかった。信じて、本当だよ。」
    しかしそんなフィガロの思いも虚しく、自分にとっては今が最高に幸せなんだと答えるファウスト。無理して悪どく振る舞うこともない、「きみは清純派だ。」とフィガロは反論するが、ファウストはまるで聞く耳を持たない。
    「じゃあ、俺に向かって、唾のひとつでも吐いてみなよ。出来っこないんだから。」
    「勝手に決めつけるな!待ってろ、今……。」
    「…………。」
    「…………。」
    「ほらあ、出来ないじゃん……。」
    呆れたようにフィガロはそう言うと、扉を返せと怒鳴るファウストに向かって、「頼ってよ。もうきみの期待は裏切らない。約束したっていいよ。」と告げた。彼ら魔法使いにとって、"約束"というものが、どれだけ重要なのものかを知った上で。
    しかしそれを聞いたファウストは、暫しの沈黙の後に「そういうところが信用できない。」と返す。「…………。……今の台詞、結構重かったと思うけどな……。」とこぼすフィガロを横目にファウストは続ける。
    「あなたは今、南の魔法使いで、僕は今、東の魔法使いだ。」「あなたと一緒に生きるのは、僕じゃないし、僕と一緒に生きるのはあなたじゃないんだよ。」
    「…………。」
    「長寿の運命に悩んでいた時に、一緒に生きていこうと言ってくれて、嬉しかったよ。」「おまえが姿を消す日まではな。どうせ、すぐ飽きるくせに干渉するな。扉を返せ。」
    「……わかったよ。おやすみ、ファウスト。」

    第8話

    翌日行われる浄化の儀式について作戦会議をするフィガロとファウスト。「手っ取り早く確実に済ませるなら、俺ときみでやった方がいい」と提案するフィガロに、危険は伴うものの、若い魔法使い達にとって呪いを学ぶいい機会になるとファウストは答える。
    明日の成功を祈る為、ファウストのグラスにフィガロが酒をつごうとするのを、ファウストは制止する。僕がつぐよ、と言うファウストに「フィガロ様に酌をさせたら悪いって?」とフィガロは返す。「変なところ、真面目なままだなあ。きみらしいけどね。」
    以前、ファウストの部屋の前で起こった出来事をファウストが謝ると、フィガロも「いいのに。俺はいつも言い過ぎてる。」と反省の意を述べた。ファウストはそれを聞くと「言わな過ぎる時もある。」と突っ込む。「あなたがわからないよ、フィガロ。本気なのか、ふざけてるのか……。」
    「いつだって本気だよ。」とフィガロは答える。だけど願いは叶わないから、ふざけていたことにしているんだとも。「傷つきたくないからさ。きみの元から立ち去った理由も同じだ。」
    ファウストが「……僕の何が、あなたを傷つけたというんだ。心から尊敬し敬っていた。」と問うと、フィガロは静かに語り始める。長い間生きて、様々な経験をして、奪い、与え、優しくして、ひどいこともして…。そうやって漂うように生きたものの、煮え切らないまま過ごしていた日々の中で、フィガロは世界を変えようとする志の若い魔法使いに出会ったのだ。
    「嬉しかったよ。この為に生きてきたんだと思った。俺の知るすべてを彼に残そうとした。」「そうして、一緒に世界を変えて、一緒に世界を見守っていくんだと。」
    しかし彼は理解する。アレクが死んでも、ファウストは死ぬまでアレクを忘れないことに。「俺は結局、ひとりぼっちだ。そんなのやってらんないよ。」
    今はそう思っていないけれど、友人を悼むのは当然だと主張するファウストに対して、フィガロは「きみには分からないよ。人生の深みを何も知らないんだから。」と言い放つ。「俺くらい、紆余曲折してみなよ。俺の人生を線で書いたら、塗りつぶしたみたいに真っ黒になる。」「ぐちゃぐちゃの黒い線が、真っ直ぐに伸びる可能性があった。それがきみだったんだ。」「うまくいけば、俺ときみで中央の国とアーサーを見守っていく幸せな世界があったのに……。」
    はじめて告白されたフィガロの思いに戸惑うファウスト。「……意味がわからないよ……。」と言うファウストにフィガロは「一言で言うなら、未練だよ。」と続ける。「呪いにもならない。笑えるだろ?」そう言ってフィガロは乾いた笑いを浮かべるが、ファウストはすっかり黙りこくってしまう。「はは……。きみは笑わないよね。だから俺の死期のことも話したんだ。」

    第10話

    無事に儀式を終え、魔法舎の塔から魔法舎に戻る途中で、ファウストが東の魔法使いと賢者を呼び止める。居住空間に呪いを持ち込まない為の浄化の儀式について教えると言う。それを聞いていたルチルが、南の魔法使いも一緒に聞いてもいいかと尋ねると、ファウストは眼差しだけで、南の国の先生であるフィガロに確認する。それを見たフィガロは笑い、頷くのであった。

    ちなみに余談だが、中央エチュードのSRファウスト「かつて抱いた希望」と、東エチュードのSRフィガロのスキル名「いつか抱いた希望」はどことなく対になっている……。


    ログインストーリー

    ハーフアニバーサリー(1)

    5/11
    スノウとホワイトの提案により、国ごとに中間試験を行うことになった先生達。それは出来栄えによって評価する点数制とスノウとホワイトは説明するが、そこでフィガロは「じゃあ、ファウストは俺の弟子みたいなものだから、彼の得点は俺が吸収していいわけ?」と二人に尋ねる。「誰がおまえの弟子だ。」と冷静に返すファウストであったが、シャイロックがフィガロが示した架空のルールに乗っかり、オズも言いくるめられた為に一人話題に追いつけなくなってしまう。「どうする、ファウスト。覚悟は決まった?オズはやる気になってるよ。」と挑戦的なフィガロ。何も理解できないままフィガロとシャイロックに弄ばれ、「身ぐるみ剥がされそうになった……。」とファウストは後に語った。

    思い出香るティーパーティー(3)

    9/23
    シャイロックのバーに来たファウストは、フィガロが既にいることを知ると途端に踵を返そうとする。あからさまにフィガロを避けているのに対し、フィガロは「おいおい、ファウスト。そんなにあからさまに避けたら、シャイロックが可愛そうじゃないか。」と話しかける。「おまえ……。」と呆れるファウストだったが、シャイロックのせっかくなら一杯だけ、という言葉に渋々ながら了承する。
    シャイロックがファウストに出したのは、紅茶のリキュールを使ったカクテルだった。さっぱりとしていて美味しい、と言うファウストに、フィガロは「俺にも同じものを。」とシャイロックに注文する。
    それを聞いたファウストは、フィガロに「あまり飲みすぎるとまたミチルに怒られるぞ。」と注意する。しかしフィガロは聞く耳を持たず、「じゃあ、ミチルがお茶会から帰ってきたら素直に謝ろうかな。少し飲みすぎちゃったって。」と躱す。シャイロックがもうすぐミチルがお茶会から帰ってくる時間ではないか、と言うと、ファウストはここぞとばかりに「なら、その酒はもうやめておいた方が良いな。」と続ける。「土産を持ったミチルがすぐここにやってくるかもしれない。」
    しかしフィガロは動じない。ミチルが一番最初に行くのはリケのところだし、きっとたくさんの甘いお菓子と共に、お土産話も持っていくはずだと。「だから、もう一杯くらいここで楽しむ時間はあるよ。」
    どれだけ酒が飲みたいんだと呆れてばかりのファウストに、フィガロはいいじゃないと笑って返す。「君と酒を楽しむ機会なんて、そこまで多くないんだしさ。」

    一見すると、普段からあまり飲まない二人にこの台詞は何の違和感もない。しかし、フィガロがもうすぐ石になるということを知っているのはファウストだけ、ということを念頭に置いていくと、言葉の重みが変わってくる……。


    特別ボイス

    • 1/13 ファウスト 誕生日

    フィガロ「誕生日おめでとう。ファウスト若い頃の君に出会った時から、君の幸せを願ってる!っていうのは言い過ぎかもしれないけど、今よりもうちょっと、楽に生きてもいいんじゃない?」

    • 6/5 フィガロ 誕生日
    ファウスト「……おめでとう、世界一の卑怯者。言っておくが、これは褒め言葉だからな。それに、間違っていない」

    ヒースクリフ「フィガロの誕生日か。フィガロはいいお父さんって感じで、親しみやすいです。でも、ファウスト先生とは仲がいいのか悪いのか、少し不思議な関係ですよね。大人の付き合いっていろいろあるのかな……


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    フィガファウ


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