概要
「白き遺産」とも呼ばれる魔法評議院が保有する魔導兵器、フェイスと言う名の通り人の顔の様な物が描かれた白く巨大な柱状をしており普段は地中に埋まっているが、発動すると地上にその姿を現す。その正体は大陸全ての魔力を消失させる「大陸全域魔導パルス爆弾」。発動すると大陸全ての魔導士は重度の魔力欠乏症を患ってしまう。フェイスは3名の評議員の生体リンク魔法によって封印されており、その3名の評議員が死亡する以外にフェイスを起動させる術は無い。(元評議院議長クロフォード・シームの魔法超古代書「スーパーアーカイブ」を使用するなど特殊な条件を満たせば生体リンクの鍵を譲渡させる事が出来る。)ちなみに3名の評議員が誰なのかはその本人を含め誰も把握しておらず、評議院議長ですらそれを知る権限は無い。(内1人がジェラールであった事が作中で判明している。)
フェイスを起動させると発動までに数十分の時間が設けられるが生体リンクをする事によって意図的にその時間経過を早める事が出来る。しかし生体リンクを行った者は後に必ず死んでしまう。
一度フェイスが起動されると操作権限を持つ議長・元議長による遠隔操作又は破壊する以外に止める事は出来ないが、一応保険の様な物で一機毎に自爆コードが設定されている。しかしフェイスは大陸中に凡そ3000機点在しており全てのフェイスを自爆させるのは起動から発動までの時間的に見ても非現実的である。更にフェイスは聖十大魔道の強力な魔法をもってしても傷一つ付かない程に頑丈な為、魔法などによる人為的な破壊は困難を極める(作中では4頭のドラゴンによって3000機全て破壊された)
過去使用された例
「冥府の門編」
呪法を扱う闇ギルド冥府の門の画策によりフェイスが発動されたが、大陸の魔力が消失される前にグランディーネ・メタリカーナ・バイスロギア・スキアドラムの4頭のドラゴンによって破壊された。