概要
異世界ラ・ギアスに存在する大国『神聖ラングラン王国』が開発した永久機関。
100年ほど前に練金学士のフルカネルリが従来の永久機関であるオルフィレウス式永久機関をもとに発展させる形で考案し、理論を完成させたものであるが、長らく開発されておらず、最近になってからラングランが実用化に漕ぎ着けた。
精霊とエーテルの力で無から有を生み出せる性質があり、オルフィレウス式永久機関の数十倍のエネルギーを取り出すことができるが、特殊な契約を交わしてからでなければ製造できないため、大量生産ができず、生産数も多くはない。
魔装機に搭載されており、高い性能を実現しているが、エネルギー変換効率を高めるためにパイロットが持つ生体エネルギーであるプラーナが必要であり、高いプラーナを持ったパイロットでなければ稼働率を上げることができない。永久機関自体はプラーナ無しでも稼働できるが、エネルギー変換効率は低い。
魔装機神に関しては激しい感情を持っている地上人にある非常に高いプラーナが必要であり、精神的に成熟して感情の起伏が少なくなっているラ・ギアス人には動かせず、事実上の地上人専用機となっている。
フルカネルリ式永久機関は本来独立した機関であるが、魔装機が精霊の加護とプラーナの利用を前提に開発された機体であるため、精霊との親和性の高さと強力なプラーナを持ったパイロットでなければ高い性能を発揮できない仕様になっている。