概要
年齢:21歳(外見年齢)、身長:168cm、体重:91kg。
CV:高橋理恵子
リチアの姉である結晶人(クォート)。クリードと同格の最高位の思念術師であり、彼とは2000年前、恋人関係にあった。
当時、悠久の寿命を持つが故に、暇潰しの為に戦争すら賭博の対象にし、その為に戦乱を起こす程に荒んだ結晶人と結晶界(クォーティア)を憂い、「いばらの森計画」を発案。
この計画は、「人々の心(スピリア)をそれを可能にする道具によって繋ぎ、その状態で互いの心を知る事で全ての人々が分かり合えるようになり、争いをなくす」というもの。
計画の一環として、スピリアへのリンク機能等を有する神秘の武具「ソーマ」とスピリアをリンクする際のサーバーとなる「機動結晶城サンドリオン」を開発した。だが、クリードとリチアが進めていた「ガルデニア計画」には擬似スピリアの不確実性と、一部とはいえスピリアを奪う行為への人道的懸念から反対しており、二人が計画を強行したと知って「いばらの森計画」を中断。
フローラが駆けつけた際には、彼女の懸念通り、ガルデニアはクリードが無意識下で求めていた愛への渇望で暴走、彼女ら3人以外の全ての結晶人のスピリアを喰らい尽くしてしまった。暴走は止まらず、止むを得ずフローラは、ガルデニア計画の真実と再び計画が行われた際の対処法のデータを作成・保存した後、自ら人柱となってガルデニアを封印。
クリードは最後まで反対したが、リチアは彼女の意志を汲んでクリードを連れて結晶界を一旦は脱出。しかし、彼はフローラを救う為に原界(セルランド)に住む原界人(セルレイド)を犠牲にガルデニアの再起動を図り、それに反対したリチアによって肉体とスピリアを分離させられ、肉体はサンドリオンに封印された。ここで、リチアとクリードの間の亀裂は決定的なものとなり、本編まで至る2000年に及ぶ密かな戦いへと続いていく事になる。
外伝作品出演
クリードと共に具現化されていたが、本編での出来事が影響したのか、彼のスピリアの中で、肉体のないスピリアだけの状態で具現化していたうえ、当初は眠りについていた。
クリードの存在を聞きつけたイクスとシング一行が彼との戦いの末、フローラのスピリアの存在を察知。彼のスピリアにスピルリンクし、その中で眠っていたフローラのスピリアを発見、リチアによって目覚めの時を迎え、2000年ぶりに妹、そして恋人との再会を果たす。
その際、クリードのスピリアを蝕んでいた疑似ゼロムを排除し、彼に「愛情」とは何かを教え、彼を諭した。スピリアだけの状態なのは変わらないが、その後はクリードのスピリアの中で、世界と仲間の様子を見ている。