概要
ブガッティ・トゥールビヨン(以下 トゥールビヨン)とはフランスの自動車メーカー、ブガッティ・オトモビル(以下ブガッティ)が2026年に発売予定の250台限定生産車でありブガッティ・シロン(以下 シロン)の後継車である。
仕様
エンジンは8.3LのV型16気筒自然吸気
ハイブリッド車であるためモーターを3つ搭載
駆動用バッテリーは25kWhを発揮する。
出力はエンジンが1000馬力、モーターが合計800馬力で、総出力は1800馬力に達し、トルクは2300Nmを発揮する。
停止状態から100km/hまでの到達時間は2秒以内であり、駆動方式はエンジンが後輪を、モーターが前輪を動かす4WD。
最高速度は445km/hという、シロンよりは劣るが自然吸気エンジンとしてはなかなかのバケモノスペックである。
(理論上は550km/hまで出せるが、それに耐えられるタイヤが無いらしい)
ハイブリッド車らしくEVモードがあり、満充電での航続距離は50〜70km
シロンからの変更点
・エンジンが従来の8.0LのW型16気筒4ターボから8.3LのV型16気筒自然吸気に変更
・3つの電気モーターを搭載
・スピードメーターやタコメーターなどをアナログ式に変更
※シロンは液晶式
特徴
ハイブリッド化したのでシロンより燃費が良くなっており、CO2の排出量をシロンの1/3に抑えている。
スピードメーター類がハンドルの内側に収まっているため、ハンドルは中心が固定されている。
他メーカーのハイブリッドスーパーカーはPHEVであるが、トゥールビヨンは通常のハイブリッド車であり、更にモーターでのアシストを完全に切り、エンジンだけでも走行可能である。(ブガッティのCEO曰く、軽量化のため外部充電器を付けなかったとの事)
昨今のダウンサイジング&ターボ化するどころかアップサイジング&自然吸気化するというなんともトチ狂った車である。
(ブガッティのCEO曰く、今の時代に合わない狂ったエンジンを作りたくてダウンサイジングの流れに逆行したとの事)
バッテリーやモーターが追加されたのにシロンより重量が軽い。
更に車体の一部を3Dプリンターで作っている。
座席は乗っていて違和感の無いように、足元と背もたれは動くが、前後には動かない。そのかわりにペダルが前後に動くようになっている。