ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

EB110

いーびーひゃくじゅう

ブガッティ・アウトモビリが発売したスーパーカー。
目次 [非表示]

概要編集

ブガッティブランドの第二期にあたるブガッティ・アウトモビリが発売したスーパーカー

車名はブガッティの創業者エットーレ・ブガッティ(Ettore Bugatti)の頭文字と、彼の生誕110周年に由来する。


歴史編集

1980年代にスズキの販売網を構築し成功を収めたイタリア人実業家、ロマーノ・アルティオーリが、イタリアのモデナにブガッティ・アウトモビリを設立。

彼は財力にものを言わせ、新興メーカーとしては破格の広大かつ近代的な工場を建設した。

立地にモデナを選んだのは、他のスーパーカーメーカーの工場も存在することから、人材や部品の調達に有利だった為とされている。


デザイナーにはカウンタックストラトス等で有名な巨匠マルチェロ・ガンディーニを、車体設計には同じくカウンタックで有名なパオロ・スタンツァーニを起用。

ブガッティという伝説のブランドの再興にふさわしい名車の誕生は確約されていた・・・はずだった。


しかし、アルティオーリのワンマンぶりに付いていけず、この二人は後にメンバーを外れている。

特にガンディーニが作った先鋭的なデザイン案がアルティオーリに受け入れられず、後に第三者による手直しが施されて何とか完成させている。

特に顔つきは似ても似つかないほどに改修されているが、全体的なシルエットはガンディーニの案をなぞっている。


このような経緯から、EB110はガンディーニの作品として扱われておらず、自身もそれを否定している。

尚、このデザイン案はマセラティに流用され、スーパーカーのコンセプトカー「チュバスコ」としてショーに出展された。


完成したEB110は、先述の通りエットーレの生誕110周年にあたる1991年に発売。

3.5リッターV12エンジンにクアッドターボで560馬力を発生する怪物であり、当時は世界最速のスーパーカーの一台として名を連ねた。


しかし、直後に日本のバブル崩壊に代表される世界的な不景気が始まったこと、そしてアルティオーリのワンマン経営が失敗して資金難に陥ったことから1995年にブガッティ・アウトモビリは倒産。

EB110に続いて4ドアセダン「EB112」を発売する計画もあったが、立ち消えとなった。


倒産に前後してプライベーターにより耐久レースにも出走しているが、結果は残せずに終わっている。


総生産台数は約150台、日本に正規輸入された台数は8台であった。


その他編集


関連項目編集

ブガッティ スーパーカー

関連記事

親記事

ブガッティ ぶがってぃ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 977

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました