概要
2002年から2006年1月まで、講談社『モーニング』誌上で連載された。2002年第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、2004年第33回日本漫画家協会賞大賞受賞。本作は2003年にTBS系列でテレビドラマ化された。
臨床研修制度の不条理さ、医局の都合により歪められる医療、健康保険制度の矛盾、患者や家族との葛藤などを経て主人公は成長してゆく。
題名は手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』と『ブッキラによろしく!』に由来するが、内容的には直接の関係はない。
2012年9月15日より本作をあらゆる二次利用を自由にできるようにすることをTwitter上で発表した。これにより本作の非公式AVや、漫画のコマをパチンコ屋の広告に使われるようになった。
主な登場人物
斉藤 英二郎(さいとう えいじろう)
本作の主人公。名門の永禄大学卒の研修医。25歳。大学卒業時には医者としての理想を抱き希望に燃えていたが、実際の医療現場に携り、福利衛生の薄さ、理屈や正義で解決しない辛辣な現状を知ることとなる。性格は純粋で一直線。患者のためを思い奔走するが、そのたびに医局や教授、日本の医療事情の現実と衝突する。
ドラマ版
2003年4月11日より6月20日まで毎週金曜日22:00 - 22:54(初回は15分拡大(22:00 - 23:09))に、TBS系列の「金曜ドラマ」枠で放送された。主演は妻夫木聡。