概要
CV.関根明良
『プリンセス・プリンシパル』の登場人物。
名前はシャーロットだが、作中では「プリンセス」もしくは「姫様」と呼ばれることが多い。
クイーンズ・メイフェア校に在学するアルビオン王国の王女。明るくお淑やかで、誰にでも優しく対等に接することができる一方、王女としての気品にも満ち溢れている。
また学業も優秀で、七ヶ国語を話し、ピアニストとしての腕前は王国有数とされるほどの才女でもある。
王位継続順位4位で政治的バックを持たない為に「空気姫」と呼ばれるほどに王族内での力は乏しい存在だが、女王の一番のお気に入りとも言われ、多方面での活躍により国民からの人気も高い。
……というのが表の一面。
後ろ盾もないままに情勢不安定な王国内で生き残ってきただけあって、他のスパイメンバ―と比較しても格段に肝が据わっている。
いかなる窮地、非常事態においても失われない確たる冷静さを持つだけでなく、利益や理想のための犠牲を許容する酷薄さも持ち合わせている。
現在、アルビオン共和国のスパイであるドロシーに協力、政治的なパイプを活かして共和国の諜報活動に貢献する一方で、自身は彼女らの協力を得て女王を目指す。
自身を忙殺する公務に嫌気が指しており、変化に富んだスパイ任務をある娯楽として捉えている節がある。
舞い込んだ任務を楽しむばかりか、求められない場合でも積極的に参加を要望し、挙句変装したアンジェに公務を押し付けてまでスパイ業務を優先したがる始末。
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以下、重大なネタバレ。
その正体は、プリンセスであるシャーロットと入れ替わった”本物の”アンジェ。
子供の頃、ひどい父親の下でスリを生業にスラム街で暮らしていたが、偶然に王宮の城壁越しに自分とそっくりの少女、即ちシャーロットと出会い、すぐに仲良くなり毎日遊ぶようになった。ある日、外を見てみたいと言い出したシャーロットと入れ替わったが、まさにその日に革命が起こってしまう。
再会できたシャーロットから「女王になってひどい世界を変える」と志を示されたが、革命軍の砲撃に巻き込まれ、二人は瓦礫に阻まれ、駆けつけた兵士からプリンセスと思われてそのまま保護され、入れ替わったままそれぞれ王国側・共和国側に分断されてしまった。
その後、”プリンセス”となったアンジェは「正体がバレる=死」の重圧に耐えながら、必死に礼儀作法や語学を勉強し、今日までプリンセスを演じていたのである。とはいえ、王宮の人々に恐怖や不信で心を閉ざすこともなく、入れ替わっているとも知らずアンジェを大切にする女王を暗殺計画から命がけで助けようとする勇気・誠実さを持つ。
そのなかで王女としての教養を修得する共に人間的成長も果たし、再会したシャーロットから「本物のプリンセス」と賞される程の器量を身につけた。
現在では、シャーロットの夢であった「女王となって世界を変える」事を実現しようとしており、チーム白鳩のスパイ活動に協力している。
尚、王女としての生活に苦労して適応しつつも、スリの腕も達人級を維持しており、手のひらサイズの物品盗難なら衆人環視の中でも問題なくこなせる。