概要
CV.古木のぞみ
『プリンセス・プリンシパル』の登場人物。戦闘においてチーム内最強の剣士である。
日本の佐賀藩出身の士族で、日本使節団特使である堀河公を狙う藤堂十兵衛を、父の仇として討つ為にアルビオン王国にやって来た。
年の離れた姉がおり、彼女に手紙を認める場面が作中で見られる。
当初の目的を果たした後は、堀河公とアルビオン共和国との取引で、チェンジリング作戦に協力するためにドロシーのチームに所属することとなる。表向きはクイーンズ・メイフェア校への転入生。
堀川公は、日本が王国側、共和国側のどちらと手を組むか見極めるための捜査員として派遣しているつもりだが、ちせがその意図に十全に添えてているかは微妙なところ。
チーム白鳩のメンバーには協力者として以上の愛着を示しており、主命よりメンバーを優先することすらあるほど仲間想い。
真面目で義理堅い一方でマイペースなところがあり、直情的で喧嘩っ早くもある。文化の違い、王国内での東洋差別等もあって、学内でのトラブルは絶えない。
寮ではベアトリスと同室。王国の料理が苦手な彼女は部屋に納豆・糠漬けなどを持ち込んでおり、ベアトリスにその臭いで辟易されている。
凄まじい戦闘技術とズレた振る舞いから某泥棒剣士を連想するファンも多く、実際制作側も強く意識している。
能力
刀の腕前と優れた体術でチーム随一の戦闘能力を誇り、白兵戦では作中最強。銃撃されても銃弾を弾きながら距離を詰めて切りかかる超人的技量の持ち主。
更には拳銃の扱い方も理解しており、スリングによる投石でも銃弾並みの威力を出し、火薬玉まで使いこなす。戦闘においてはまさに敵なし。
その反面、戦闘以外のスパイ技能は未熟。
政治的、情報的な警戒心が薄く、口を滑らせることもあり、演技や誤魔化しも得意ではない。先述した性格もあって、潜入調査等の任務に貢献できず歯がゆい思いをすることも多い。
所持品
日本刀
金属材料を真っ二つにする壮絶な切れ味と、銃弾を鎬で弾いても傷一つつかない驚異的な強度を誇る日本刀。斬鉄剣にも引けを取らない。こんにゃくが切れるかは不明。
二振り所有しており、一振りは制服に仕込んで学内で携行している。
カブの漬け物
常時持ち歩いており、おなかが減ったときに食べる。もしくは決闘を挑む際に投げつける。
関連タグ
以下、ちせの軽いネタバレ
本名は藤堂ちせ。
藤堂十兵衛は彼女の父親である。
彼女が十兵衛を父の仇としたのは剣術を教えてくれた優しかった十兵衛が、二年前から藩主・日本に逆らう裏切り者の暗殺者となった事に起因している。
だが、十兵衛を倒し、彼の即席の墓の前ではチーム白鳩の面々に父を超えたことが誇らしいと述べた彼女だったが、一人残された折には涙を流した。