概要
『ぷよぷよフィーバー』シリーズのメインとなる地域であり、セガぷよの多くで登場する。
旧『ぷよぷよ』シリーズ(『魔導物語』)の世界とは互いに異世界にあたり、シリーズ初期はアルルとカーバンクルのみが飛ばされてきていた。
『ぷよぷよフィーバー2』では世界観が広がり、各地の詳細などが一部明かされた。
『フィーバー』でのアルルの他、『フィーバー2』では異世界からバルトアンデルスが召喚されて帰れなくなっていたり、『ぷよぷよ!』以降は魔導世界からアルル以外の初代ぷよぷよのメンバーも一部飛ばされてきており、さらに『ぷよぷよ7』『ぷよぷよ!!』ではチキュウからあんどうりんご達も飛ばされたり、『ぷよぷよテトリス』ではテトリスの世界とも繋がってしまったりなどなど、どうやら異世界から「色んなものが飛ばされて来すぎている」(りんご談)ようである。
なお「プリンプ」自体は一地域の名称なのだが、アルル達の魔導世界、りんご達の地球などと対比して、便宜上アミティ達の世界そのものの呼称として用いられることも多い。
『ぷよぷよ!!クエスト』のカードシリーズ名については、プリンプタウンの項目を参照。
プリサイス博物館の書物による知識
以下の記述はゲームより抜粋
プリンプの歴史
昔からプリンプはとてもゆたかな自然にめぐまれていました。
四方を海や砂丘にかこまれているため、まわりの国との交流にとても不便ですが、気候はおだやかで作物もたくさんみのり、まったく気になりません。
扉のない楽園
プリンプは、北は遠浅のミル海岸、南はピット砂丘によって周囲の国と交流することはできませんでした。
そのため、はじまりの時代からずっと小さな集落にとどまっていましたが、この往来のこんなんさと自然のゆたかさから
「とびらのないらくえん」
とよばれていました。
交流が少なかった原因は、ほかにもあります。
そのころのアイテムとして鉱物を使う魔導がとてもさかんでしたがプリンプでは鉱物をとることができませんでした。
ですので人々はむりにこの地を訪れようとしませんでした。
また、この地に住む人々も自給自足に十分な豊かな大地があったためせっきょく的に外に向かうなど考えもしませんでした。
くまもりの儀 まじないの時代
周辺との交流が少なかったことがプリンプにしかない文化をもたらしました。
なかでも「くまもりの儀」はのちの歴史でも大きくかかわるだけでなく、いまでも多くの人々にまじなわれてつづけていますが「とびらのない らくえんの時代」にこの信仰が始められたことが、近年のしらべであきらかになりました。
「くまもりの儀」は。だれもいないところで”メモをひろう”ぐうぜんから始まりました。
ひろったメモにかかれてあるものを用意して次の日にメモを見つけた場所においておく。
こんなかんたんなことなのですが‘たいせつなねがいごと’がかなったのです。
メモには、どこにでもあるものが記されていたので、だれもがまじなうことができました。
開かれたとびら 争いの時代
おだやかなじだいが続きましたが、やがてこの地方にも争いがおこりました。
原因となったのは北方のタートゥーンダ城のある時でした。
各地でとれたものを道のけわしいプリンプをさけてはこぶにはダトゥーンダ城下を通るしか方法がないのをいいことに「通行税」を設けていたのでした。
通行税に対する不平の声が各地からあがるころ、すでにタトゥーンダ城は通行税からえた財力と交易の要所であることを生かして大きな戦力をつけていました。
そして、各地に争いをしかけたのでした。
こうして争いで町を失った人々があふれる中うわさが流れたのでした。
「プリンプという場所は、今まで一度も攻め込まれたことがないらしい」
こうして町を失った人々がプリンプへ向かいました。
そんなある日ナーエの森で一枚の紙がひろわれたのでした。
そこにかかれていたのは・・・
『たくさんのぷよ』
「くまもりの儀」では
‘紙は神さま’
人々はこのお告げを信じて力を合わせてたくさんのぷよをナーエの森にあつめました。
平和の始まり~現在まで
タトゥーンダ城のプリンプ進攻は行われませんでした。
なぜなら城内が一夜にして無人と化したからでした。
同じ頃に「くまもりの儀」によって集められたたくさんのぷよも、全てどこかへ消えました。
こうして争いからのがれて集まった信仰深い人々の手でプリンプは守られ小さいながらもひとつの町としての形が生まれたのでした。
「くまもりの儀」は平和な毎日を送るための儀として現在も信仰されていますが、あの日からナーエの森にもどこにも紙が見つかることはありませんでした。
プリンプ周辺には、海岸に近いアルカ遺跡や、アリクビ湖に眠る水中遺跡など、まだ知られていない歴史が埋まっています。
平和のためにこれからも研究を続けていきましょう。
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