概要
厄祭戦後期に開発された「ヴァルキュリア・フレーム」を採用したモビルスーツ。
機体名はワーグナーの歌劇「ニーベルングの指環」に登場するヴァルキリーに由来し、その名には「兜の揺り籠」の意味が含まれている。
グリムゲルデを始めとするヴァルキュリア・フレーム機は機動力に重きを置いた軽量型の機体で開発されているのに対して、ヘルムヴィーゲは対モビルアーマー戦を意識して、フレームの稼働限界いっぱいまで施された重装備で敵の攻撃を受け止めその状態からの極至近距離戦闘をコンセプトに開発された機体とされる。
この重装備によってヴァルキュリア・フレームを使用した機体でありながら全く真逆の特徴を持つに至った。
ヴァルキュリア・フレームは本来、軽さとそれに起因する機動性がウリなのに、何故その特徴を殺すような重武装の機体を作ろうと思ったのかは全くの謎である。
「ヘルムヴィーゲ・リンカー」は本機のデータを基にグリムゲルデに偽装を施した機体である。
機体データ
型式番号 | V06-0526 |
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動力源 | エイハブ・リアクター |
使用フレーム | ヴァルキュリア・フレーム |
武装 |
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正確な情報は不詳。
ヘルムヴィーゲ・リンカーから推察できるのは、型式番号がV06-0526な事と外観や武装が同じものであるだろうと言う事。機体カラーもヘルムヴィーゲ・リンカーから青系統とされる。
武装
内容は偽装機のリンカーと同じとされる。
詳細はヘルムヴィーゲ・リンカーを参照。
余談
後にMSVでヴァルトラウテという、本機と姉妹機でありながら機動性と俊敏性を維持したまま重装甲化を実現した機体が登場した。
推測の域を出ないが、本来の本機にもその技術が継承されていたものの、本編でのグリムゲルデからヘルムヴィーゲ・リンカーへの偽装時にはそれが技術的に再現できなかった可能性も考えられる。
(そうでなければ本機だけ同シリーズ機であまりに浮いた存在となる)