概要
地方都市・アッシュフィールドの南方に建つ「サウスアッシュフィールドハイツ」というアパートの302号室に2年前から住んでいる静かで寡黙な男性。
ある日、奇妙な悪夢に苛まれ始め、それと同時に302号室に閉じ込められてしまう。
しかし、外では普通の日常が続いており、ヘンリーの助けも届かない。
悪夢と自室での監禁状態から五日目、更に怪異が起こる。
バスルームの壁に突如大きな穴が開き、そこから声がする……。
ヘンリーは戸惑いつつも、この穴が外に通じているかもしれない、そう考える。
ヘンリーは意を決してその穴を進んでいくが、それは更なる悪夢の始まりだった……。
人物
経歴や人物像はあまり分からない。ヘンリー自身があまり多くを語らない。
本人自身としての情報は過去に観光でサイレントヒルに行ったことや自分が赤ん坊の頃の写真、ハイスクールを卒業した写真があること、そして両親と写っている写真らしき物があることから少なくともウォルターとは対照的に普通に両親に愛され、ごく普通で平凡な人生を歩んできたことが推測できる。また、写真を見る限り一人っ子だということがわかる。
サイレントヒルシリーズの主人公にしては珍しく、主人公自身が何か特殊な力を持っているわけでもサイレントヒルに因縁があるわけでもなく、何らかの罪を犯してサイレントヒルに引き寄せられたわけでもない、本当にごく普通の青年である(製作者曰く「巻き込まれ型主人公」)。何なら今作のステージは自室以外ウォルターが作った異界なので、作中で本物のサイレントヒルに立ち入ってすらいない。
そしてシリーズの男性キャラと比較してイケメン寄りではある。攻略本によれば年齢は二十代後半ぐらいで甘いものが好きらしく、冷蔵庫にチョコレートミルクが置いてある。一人称は「私」。二人称は男性に対してはお前、女性に対して君。
職業は不明ではあるが、会社勤めだとすれば五日も無断欠勤して良い職場があるはずもなく、部屋中に自らが撮影した写真を飾っていることや、スクラップブックを持ち歩いていることから、カメラマンもしくは写真作家ではないかと推測されている。
人物像としては異世界で遭遇した初対面の人間(シンシア)の死に悲しんだり、同じアパートの住人であるリチャードを電気椅子から助けようとしたり、アイリーンを見捨てずにクリーチャーやゴーストから守ろうとするなど、人並みの正義感と優しさは持ち合わせている様子である。
また、アパートの管理人であるフランク・サンダーランドとは仲が良いらしく、彼から個人的に写真をもらったりしていた。
ウォルターに対してどう思っているかは不明だが、少なくとも最終決戦でウォルターを睨みつけていた辺り、自分にとっては許せない存在としてみている節がある。まぁ、全ての元凶なので当然だが。
関連タグ
ヘンリー……タグとしてこちらも使われる。
